woa さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
「けいおん」部である必要など無い
2010年放送。全24話+OVA2話
この作品の内容云々は重要ではない。問題なのはこの作品以降アニメの売り方というものが一変してしまったことだろう。
キャラソンや聖地巡礼といった消費のあり方を、決定づけてしまったのだ。
けいおん以降、純粋に作品そのものを評価するということが可能だとすれば、作中の描写がどのようにマネタイズされているかを観察しなければならなくなっている。
例えば、作中の「天使に触れたよ」という曲がどのような二次創作の流れを生み出すかというようなことまで考えなければ、このアニメ自体を批判しているとは言えないだろう。
自分は、某動画サイトの二次創作でこの作品を知ったのだが、はっきり言って本編云々よりも素人の二次創作の方が物語としては良く出来ていたのであるw
鳶が鷹を生むことは生物学的にもありえないため、当初は生理的に受け付けなかったけいおんを見てみたが、やはり受け付けなかったw
しかし本当にけいおんがダメな作品だったら、あのように優れた二次創作の流れが生まれるはずもなかったのである。(もちろん、企業のステマの可能性も否定できないが、その二次創作に関しては時系列的に考えても不可能なのである)
つまり、けいおんの魅力は本編に還元できない、そのマーケティングの過程にあったと言っても過言ではない。
自分にはまったく魅力的ではなかったが。