蒼い✨️ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
エリートオタクこなちゃん。
【概要】
アニメーション制作:京都アニメーション
2007年4月 - 9月に放映された全24話 + 2008年9月26日に発売されたOVA1話のTVアニメ。
原作は、『コンプティーク』に連載されている美水かがみによる四コマ漫画作品。
監督は山本寛(第1 - 4話)、武本康弘(第5 - 24話)
【あらすじ】
見た目は小学生並、このまま成人すれば合法ロリ確定。
スポーツ万能。勉強は集中力が保たないのでイマイチ。
漫画やアニメやゲームが大好きでコミケに通いコスプレを楽しむガチオタ。彼女の名は、泉こなた。
埼玉県に在住で陵桜学園に通う高校二年生。母親と死別し現在は小説家の父親と二人暮らし。
こなたには仲の良い親友が三人いる。
神社の神主の三女・柊かがみ。友人グループのツッコミ担当。
ツインテールのしっかりした優等生だがツンデレと言われると怒る。
その双子の妹の四女・柊つかさ。要領が悪い、おっとり娘。
制服のデザインや髪型に某エ○ゲのメインヒロインの特徴を持った見た目。
田園調布から通っている物識りのお嬢様、高良みゆき。
メガネっ子、ドジっ子。ふんわりした性格で優等生。
アキバ系オタク・こなたと友人である彼女たちを中心として、他にも女の子がいっぱい。
特に事件があるわけでもなく、ゆるい日常が繰り返されていく!ただ、それだけのアニメである。
【感想】
原作は古本屋で1巻を20頁ほど読んで、面白く無さそうだったので閉じた程度。
アニメはリアルタイムで深夜に観ていた記憶。
・OPの意味不明な歌詞やダンスが当時印象的だったような。
・「山なしオチなし意味なし」のストーリー。
・オタクネタいっぱい特に角川アニメネタと京アニネタがいっぱい。ていうか業界の宣材。
・『らっきー☆ちゃんねる』のハチャメチャさ加減。
・『監督において、まだ、その域に達していないと弊社は判断し、交代いたしました。』ヤ●カン降板事件。
他に類を見ない珍しいアニメスタイル&主演が人気絶頂だった平野綾&隆盛を極めていた京アニブランド。
カワイイに色んなものが重なって大人気だったような。
あ!そうそう!ヤ●カンに関して知ってること言います。
OPのダンスは、イギリスのバンドstepsの『5,6,7,8』という曲PVの振り付けの丸パクリですね。
武勇伝にしているハルヒの『ハレ晴レユカイ』のEDダンスも、
Berryz工房の『ギャグ100回分愛してください』の丸パクリですし、
ハルヒの学園祭回『ライブアライブ』は映画『リンダリンダリンダ』をコンテ代わりに丸パクリ。
剽窃したものをアニメーターの高い技術で再現したことで称賛を得て来た、
“偽物の天才”がアレに対する正当な評価に思われます。
らきすたに関しては、OPダンスに壊れたオモチャのようにリテイク出しまくり。
本編もふわふわした指示とリテイク以外に何もせずに現場を荒らしまくり制作が遅れに遅れ、
予算とスケジュールの崩壊不可避で京アニの信用に傷がついてしまう事態。
現場の異常事態発生に上が動きOPとEDに専念という名目で隔離し、
ようやく同時進行の1~4話が現場スタッフだけで納期までに突貫で作られてて、
アレを外したスタッフ一同で5話目からは武本監督を中心に打ち合わせて制作体制を立て直し。
その実制作には一切関わって無いのに全話自分の手柄であるかのように吹聴している。
クオリティと予算に一切の責任を持たず作品を私物化する現場クラッシャー気質は後の作品でも発揮されており、
当時の京アニスタッフからも人望を得られなかったと思います。
後に52分間の映画作品を制作して2年間で14分の未完成品しか作れず、
これ以上の延期は無理とスポンサーのケーキ屋が監督権を剥奪してイーストフィッシュに丸投げで、
公開に間に合わせたなど実際の監督能力の無さを数本のオリジナル作品で露呈していて、
京アニによる解任の正当性を証明していますね。
それを10年以上逆恨みしてパワハラで訴えると吠え続けているのがヤ●カン氏ですが。
さて、メッセージ性も人物の関係性への驚きも無い、ゆるゆるでライトなノリのオタクコメディ。
キャラ人気、キャラへの愛がファンの精神を支えていると言っても良い。
オタクあるあるネタは割と、なるほどと思える場面が多かったのだが、
ストーリーの根幹であるはずなのに女子トークの連続に違和感がある。
wikiから写したようなトリビアだらけで、女性目線特有の切り口や女オタクの嗜好などが表現されていない。
案の定、作者は男性でした。こなたの趣味は男性オタクそのものであるし、
二次元の男性キャラに激ラブな女性オタクの視点を持ったキャラがいないのが不自然。
一番に腐に近いはずの、田村ひよりですら、女×女で妄想しまくってるし。
顧客である男性にとって居心地が良い、萌えと属性でコーティングされてて、
棘が無い優しくて素直で恋の噂も聞かない女性キャラをたくさん作って、
男性オタク向けに只管優しい桃源郷を作ったというのが、需要に合致して作品人気が出たような?
実際の女性はめんどくさい性格だからと言って苦手な人も結構いて、その代用品としての二次元世界。
そういうジャンルなんだからツッコむところじゃないかも。
こなたは男にとっての理想の女ともだち。もしくは男性オタクの女体化キャラで、
かがみんら属性持ちの女性キャラとウフフしてて、それを目にしてファンが癒やされるという構図。
↑それ自体は作品が面白いかとは別物なので、どうでも良いんだけど、
自分としては22話以外に琴線に触れるエピソードが無かったし、
作品の空気感で持ち味だとは解っているけど、何と無く感でキャラの根っこが特にあるわけでもない、
らきすたワールドにハマれなかった。
モブキャラ全員を立木文彦(男担当)くじら(女担当)が演じてるのだが、美少女モブ全員がオバサン声はキツイかな。
特にOVAでの女子バレーボールの試合のシーン。オバサン声優を使った悪ノリが面白くともなんともない。
ので、声優評価をマイナス修正。平野綾の、こなた演技は好きなだけに残念!
あと、だんだん壊れていく『らっきー☆ちゃんねる』のギスギスが面白くなかったし、
実写EDの白石稔が歌いまくる素人芸のゴリ押しコンボが心底ウザかったので、印象が悪い。
『自分はアニメを観たかったんだよ!声優として使うならともかく、内輪ノリの白石稔の歌なんていらんわ!!』
『なに?スッポン!スッポン!スッポン!って、そんな歌を聞くために、このアニメ観てるんちゃうわ!』
ということで、微妙な気持ちのままに今回は観終わった次第。
本編だけなら心持ち平均点を高くするのだが歌諸々も含めて一つの作品として見ているので、
下げざるを得ないとしてる原因があるので反映した。
声優と音楽とキャラ(特に音楽)の評価を下げている主な原因は白石稔が担当しているコーナー。
これは、起用するプロデューサーの問題であって本人は仕事でやってるだけだと思いたいですけどね。
ファンにとっては面白くないことを書いてしましたが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。