Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
花とゆめCOMICS・・・好きになってしまいそうです(//∇//)
15年の冬アニメで2期が放送されるのを知り、今回の視聴に至りました。
花とゆめCOMICS・・・最近ではニケ姫の歌唱力に脱帽した「それでも世界は美しい」や現在放送中ですが、もう物語の展開から目の離せない「暁のヨナ」など、私の中で当たりの作品が多い印象があります。
これらの作品に共通しているのは、一昔前の少女漫画とは一線を画した人物の描写ではないかと思います。
私には妹がいるので、少女漫画を目にする機会が何度もありました。
やたらと長くて、細くて、真っ直ぐな手足・・・顔の過半の面積を占める大きい瞳にどうしても違和感が・・・^^;
ここ最近は見ていませんが、一昔前の少女漫画ってこういう作画が多かったと思います。
(妹が持っている漫画をチラ見しただけなので、確度はとっても低いと思いますが・・・^^;)
この作品・・・やたらと長くて、細くて、真っ直ぐな手足の「THE 少女漫画」が第一印象でした^^;
だから、「それせか」や「ヨナ」とは違う印象からこの作品に入りました。
この作品の主人公は高校2年生の桃園奈々生(ももぞの ななみ)。
ギャンブル好きの父親が蒸発し、借金取りに家を取られ天涯孤独になった彼女は、ある日公園である男性に絡んでいた犬を追い払うのですが・・・
奈々生ちゃんが助けた男性って・・・土地神さまだったのです^^
その土地神さまは、行き場の無い奈々生ちゃんに家を譲るのですが・・・
同時に神さまとしての任務も譲渡してしまうのです(゚o゚;;
土地神さまの神社・・・ミカゲ神社に行くと、そこには神使の巴衛(ともえ)と
ミカゲ神社に取り憑いている鬼切(おにきり)、虎徹(こてつ)が住んでいました。
こうして、奈々生ちゃんは神様としてこの神社で生活することになり・・・物語が動いていきます。
「もっと早く見ていればよかった・・・」と序盤で感じてしまいました(//∇//)
私はキャラデザで作品を選んではいけないという過ちをまた繰り返してしまったようです^^;
とにかく奈々生ちゃんの直向きさが見ていてとても気持ち良いんです・・・^^
そして、有事の際には必ず駆けつける神使の巴衛・・・
最初はさびれた神社でしたが、神様が居て神使がいる神社に生まれ変わったミカゲ神社は空気までもが澄み切っているよう・・・
そういう中で奈々生ちゃんと巴衛がお互いを想う合う心・・・
その割合が少しずつですが、着実に変わっていくのが感じられる作品なのですが、そんなに順風満帆な展開ではありません^^;
人を好きでいるには、自分の心を強くしておけばいい・・・
人から必要とされるには・・・自分の心だけじゃ足りないんですよね^^;
じゃぁ、どうすれば必要として貰えるの・・・?
答えはきっと色々あると思いますが、この作品の導き出した答えと物語の締めくくりはとても綺麗で良かったと思います^^
自分の居場所で本来自分のやるべき事をちゃんとする・・・
1クール13話の作品でしたが、見始めたら止まらなくなる系の作品でした^^
これは2期があるのも納得です^^
冬アニメの放送を楽しみにしています^^