オリヴィエ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
歴史と記録
20数分という見る側にとっては短く感じる作品だったが中身が濃い。
環境維持装置がなければ人が住むことのできなくなったところで暮らす残された人類。
主人公のウラは「記録発掘局」で発掘された記録の復元を行う仕事をしている。
ある日、音声付のデータが発掘されて・・・。
というお話。
{netabare}記録の復元を行う度に、地球汚染を繰り返してきた人類の愚かさを痛感させられ、次第に発掘を行う人がいなくなっていく。
そんなときに復元されたデータには、実はここは地球ではなくて移民船によって移住してきた月のコロニーだったことが判明する。
それを確かめにエレベーターで上へ上がると向こうには青い地球が広がっていたという結末。{/netabare}
記録を掘り返し歴史の向こうにある真実を追究するとやっぱり知らなければよかった事実も多い。
ではなぜ人は記録を残すのか、""『変わらないで欲しいことってあるのよね』""
この台詞が印象に残った。
挿入歌の「蒼い繭(あおいたまご)」この曲がとてもいい。凄く心に染み渡る。