ラスコーリニコフ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
主体性のあるハーレム作品(オタ用)
まず、よくある
「気が付いたらハーレムだった、ハーレムに放り込まれた」の軟弱で
受身で妄想的な作品ではなく「ハーレムを作る、自らハーレムに飛び込む」
という♂的な野心、覇気に溢れた話なので、そこは全然意味が違う。
で、作者のオタレベル高すぎて元ネタ分からないのが結構あった。
多分その手の世界じゃ、素人向けのネタだけ選んでくれてるんだろうけど、
自分では萌え系アニメ、ラノベ、エロゲ、ギャルゲ系のキャリアが全然
足りてない。基本的にはそういうの詳しい人用の作品
そういう一般的にはどうでもいいオタ的なネタ、でと明るめ薄めの話が進む。
あとは無理に何かに注目したり、学ぼうとするなら
■主人公の位置が妥当
イケメン、フェミニスト、努力家かつ結果を残し、その上で見境なく迫る
んでハーレムが出来て、ハーレムにいて当然、むしろモテ方が足りない。
ハーレム物って分類じゃなくても、「複数の女性に不相応な男が好意を
寄せられる」っつー、現実のそれを無視した作品多いけど、そういうのと
比べると「ハーレム物として」見れば・・マシ。
■たまに良いこと言う
たまには言う。というか、結構言う。
全く言わないアニメも多いから、そんなアニメよりは・・多少マシ。
■理系的、冷めた視点のオタ
登場人物に対して、犬猫・・どころか電子ペットを評価するような視点の
話が多いので、萌え作品に感情移入したり、世界観を気にしたりする人には
向かない作品。現実逃避成分は0、自分がよく書くレビューと視点は同じ。
原作知らないけど、アニメだけで判断するとオタ的じゃ無い事を語らせても
面白そう、話が上手そうな人が書いた作品な印象を受ける。さんまっぽい
■現実を、キャラ、シチュ、設定として見る行為
今から会う~という人間は~なタイプだから、~という対応をするのが
ベストって考え方は、基本的にはゲームのそれと考えて問題無い。
そういう分類ができない人は・・・なんだったかな、コミュ障的な障害持ち。
心理学はあまり役に立たないけど、キャラの分類(ついでに自分の分類も)
はする習慣をつけておくと、人間も一種のキャラ、成分で大体の行動に説明
が出来るから役には立つ、簡単かつ実践的。心理学は面倒かつ学問的
と、最近分かった。
知ってるキャラに置き換えすると記憶にも残りやすいし、似たシチュを
アニメ他の創作物で見た事あれば、それと被せる事で冷静さを保つのに多少は
役に立つ。
いきなりリアルの人間を分類するってのは抵抗あるだろうから、アニメ、漫画、
他で軽くやっておくとそのまま応用できるようになる。関わる人間を片っ端から
分類すると、色々見えてきて面白い、ホント面白い、最近ハマってる。
萌え要素、属性を勉強した頃から、アバウトに捕らえてた人間のタイプを
より詳しく分類、観察するようになって来て、多分一生物の趣味になりそう。
分類し甲斐があるせいで、嫌いだった人間と関わるのも面白くなる。