ようす さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
恋と友情と…。吹き荒れるのは、青春の風。
タイトル、アオハライドは、”青春(あおはる)+ride”からきた造語だそうです。
青春に乗る…そんな高校生の友情と恋のお話です。
ちなみに私は原作が大好きです。
少女漫画はすぐ飽きてしまって、好きな作品が少ない私ですが、
原作者の咲坂さんの作品は大好きです。
(前作の「ストロボ・エッジ」の方が好きだということはここでは伏せておこう。笑)
原作が好きだからこそ、アニメの方は少々厳しい評価になりそうです^^;
● ストーリー
高校生の吉岡双葉(よしおか ふたば)は、さみしい高校生活を送ることにならないよう、無理に周りと合わせて過ごしていた。
そんなある日、双葉は中学時代の想い人・馬淵洸(まぶち こう)と再会する。
青春をやり直す決意をして奔走する双葉とクラスメイトによる、友情と恋の物語。
ストーリーは主に双葉目線で
・洸への恋心…?
・クラスメイトとの友情
を軸に進んでいきます。
洸の気持ちはわからない。近づいたと思ったり、そうじゃないと思ったり…。そして双葉自身も振り回されたり…。
そんな揺らぐ恋心を描くのがうまいわーと改めて感心してました。
すべてがうまくいきそう…!となった後の事件(悠里からのメールなど)のぶち込み具合もたまらんですw
シーンの演出はいまひとつで、不満に感じていました。
「いや…そこいいシーンなのにそんなさらっとしないで…!泣」
と思うシーンがちらほら…。
原作だと感情移入できたはずが、アニメだと「なにこの流れwww」と冷めた目で見てしまったり。
話もぱぱっと進んだり飛ばされたりしていて、感情移入しにくいところもありました。
なんだか洸と双葉のやり取りが”乙女の妄想集めました”みたいになってて残念ww
うーん、男性からこの作品好きになれないと言われてもフォローできない…。
正直、原作好きな人にもおすすめできないなあというのが感じたところです^^;
最終話は、明るい青春を予感させる、見事なエンディングでした♪
● 作画
絵が…絵があ(泣)
原作の絵は少女漫画の絵が苦手!って人にも見やすい絵で、かわいくて大好きなんです。
でもアニメの作画はあまり好きになれませんでした。
せっかくの盛り上がりのシーンも、「作画あああ!!」と泣きながら観てました^^;
私が各シーンに原作で感情移入できたのも、絵の力が大きかったんだなあと気づかされましたね。
● キャラクター
ええと、ごめんなさい、私はメインキャラの双葉と洸がそこまで好きじゃないんです^^;
嫌いってわけじゃないんだけど、2人がいちゃついても無関心ww
その代わり、周りのキャラが好きなんですよね。
アニメでは特に周りのキャラの好感度がぐーんと上がりました♪
女の子では修子、男キャラでは田中先生と小湊くんがよかったなあ♪
田中先生は、先生としてはあまり好きじゃないんだけど、
人としては大好き。
夕飯のシーン(←これはうるうるきた)とか、
小湊くん挑発するところ(←これは興奮したww)とか…。
彼の服装については、つっこんだら負けだwww
小湊くんは「あれ、こんなにいいやつだった?」と目からウロコでした。
心に残った名言、彼が1番多いです。
● 音楽
音楽はよかったなー♪
【 OP「世界は恋に落ちている」/CHiCO with HoneyWorks 】
テンポもよくて、かわいくて、少女漫画が原作のこの作品にぴったりな曲だなーと思いました。
よく鼻歌で歌っています♪
【 挿入歌「I will」/Chelsy 】
この挿入歌は、アオハライドのテーマ曲と言ってもいい…!
いや、双葉のテーマソングか。
BGMとして最高でした。
観ているこちらの心をこの曲で揺さぶることで、
双葉の揺れる恋心を感情的に訴えかけてくるような…。
切ない感じがたまりません。
● まとめ
原作のほうが断然よいです。(断言)
音楽はよかったなあ。
原作が好きな人は、あまり期待せず観ることをおすすめしますね(笑)
声優さんについては(自分の中でも)いろいろ議論が飛び交っていましたが(笑)、
最終的に私はそこまで気にならなくなりましたよ。
かっこいい王子様にきゅんきゅんしたい乙女には、おすすめの作品です^^