めたぼん さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
血と音楽に騙されるな!これは喜劇だ!(褒め言葉)
時系列を小間切りにした群像劇で登場人物も多いです。
この作品の原作者は群像劇が得意なんだとか。
時系列の分解と登場人物の多さのせいでストーリーに入っていきにくいかもしれませんが、気にすることはありません!
基本的にこの作品はコメディです。人がわんさか死んで血が飛び散っても、バックにカッコイイ曲がかかっていても、騙されてはいけません。(笑)
作中の台詞を借りるなら「人生(この物語)に多分意味はない」だったら「笑え」その方が「楽しい」ってことだと思います。
この作品には正式な主人公はいない、といったことが作品の冒頭で語られます。
でも二人組の底抜けに明るいおバカな強盗さんが主役っぽく見えます。
それは恐らく作者の意図を代弁しているからではないでしょうか。
物語を通して起こる事件は4つ(番外編を含めると5つ)これをただ時系列通りに並べてしまったのではこの作品は面白くなかっと思います。
少しやり過ぎな感じもしましたが、起こった出来事をその時々に誰の視点から、つまりどのカメラアングルから見るかの選択は映画的でよかったです。