koaki さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
規制という名を利用した暴力に立ち向かえぇ
テロ事件が勃発する近未来の日本。
デートをしていた図書隊の笠原郁と堂上篤に緊急召集がかかり、
テロの手法と小説の内容が似ているとして、メディア良化委員会による
作家狩りの標的にされた小説家・当麻蔵人の身辺警護の任務が言い渡される。
しかし、図書隊と良化隊の激しい衝突で堂上が重傷を追うはめに。
そんな状況でも郁は任務を続行するが……。
小説未読です。
TVアニメの続きが気になっていたので、これはたまらない。
テロ事件に便乗して本だけでなく作家狩りを始めようとするメディア委員会と、
その目的を阻止するべく、標的にされた作家を守る図書隊。
裁判にまで発展した問題だが、渦中にいながらも安易に考えていた当麻も、
図書隊の行動を目の当たりにして、守られていた事、
自分一人の問題ではない事を認識する。
2時間枠の映画としては、突っ込みどころはあれど
表現の自由や検閲等の難しいテーマながら堅苦しくなく
アクションシーンやロマンスを盛り込み、敵として見ている
良化隊でさえ、武器を持っていなければ、普通の人である事が
描かれているので上手くまとめてると思います。
個人的に期待していたラブ要素も柴崎と手塚光の関係や、
郁と堂上の進展とハッピーエンドには大満足。
ちょっと先の未来の話もあって安心度アップ。
手塚の台詞は萌えました。