蒼い✨️ さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
銀河に届け!歌は世界を変える。
これは、西暦2059年の物語ですが、こんな超科学なんて今の人類じゃ絶対無理w
監察軍の宇宙戦艦のオーバー・テクノロジーを徹底的に解析・研究したり、
人類に寝返って共存の道を選んだゼントラーディやメルトランの兵器を応用して
人類の科学技術は1000年以上の進化を遂げたのですね。人類頑張った!
マクロスといえば、歌にメカにトライアングラー。
河森監督が二十歳ごろの心を失わずに若い作品を作り続けているのに感動しました。
一応の主人公はイケメンというか美人パイロットの早乙女アルトくん。
しかし悲しいかな、アルトくんカッコイイし才能もあるのに、
シェリルとランカというダブルヒロインが存在感ありすぎて、
その陰に隠れがちです。
バルキリーとマクロスクォーターがかっこ良すぎて、
戦闘シーン観てるとハートが熱くなります!
さて、物語の感想に入ります。
一話目のシェリルのライブ
二話目の街中でのバルキリーのアクション
四話目のオーディションのランカ
五話目のシェリルとのデート
六話目は作画が怪しかったけど
七話目の初出撃の宇宙戦闘
八話目は絵柄が違うけどこれはこれであり
10話目の映画撮影までは文句なしに面白かったです。
学園あり、ラブロマンスありで登場人物がイキイキとしていました。
ところが中盤になって落ちぶれるシェリル
いいように利用されるランカ
佳境から終盤に向けてのタメには違いないですが
ダレてきた&話が暗いので好みじゃなかったです。
終盤にはノリと歌で乗り切ったとこなんか、
『こまけえこたぁいいんだよ』
な感じでバカバカしくて爽快でした。
ですが、敵であるバジュラは倒しても爽快感無いですし
かといって人類とは完全に異質な生物で思い入れ出来ないですし
なんだかなあ?て感じでして
最期はやっぱり人間との戦いになるのですが
当時熱中したけど、トータルではすっきりしないアニメでした。
結局は二人の歌姫で、ごり押しして乗り切っただけのオチですね。
私の主観なんですが、このアニメは緻密な計算とかせずに
その場のパッションやライブ感覚で仕上げた感じがしますね。
4話でランカが『私の彼はパイロット』を歌うシーンとか
総監督がやりたいことに力を傾けてるってかんじですね。
ストーリーやキャラ付けは、どっちかというと劇場版のほうが好みでした。
ランカの切ない気持ちが表現出来てて劇場版は何度観ても、うっとりできます。
でもまあ、河森正治さんのメカデザインは最高に好みですので
そこは大絶賛してしまいます。
歌に、メカと背景の作画は凄く凄く良かったですし!
音楽面では個人的にはナンバーワンな作品です!!
☆5じゃ足りません!☆7ぐらい欲しいです!
シェリル&ランカに出会えてよかった。
自分の中で名作認定するのにわずかに足りなかったもの
それは、しっかりとした脚本でした。
あと、日常パートの人物作画が時々不安定なのが残念でしたかも。
と、言いつつも…また見ちゃうんですよねw
あれ?結局はこのアニメに、ハマっちゃってる?
理屈では疑問符がついても、魅力のある作品なのかもしれませんね!