chariot さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
104分の劇場用CGアニメ。
電脳世界ディーヴァにて人類の大半が暮らしている世界。
大半の人は肉体を持たず、「個体情報」となり管理されている。
地上世界には荒廃した世界で肉体を持って暮らす人類も存在する。
ディーヴァが「フロンティアセッター」なる者からハッキングを受け、ディーヴァからの任務でその調査に向かうアンジェラは地上世界での協力者ディンゴと共にフロンティアセッターの正体に迫る・・・SF物。
シナリオとしては予想外な事も起こらず観やすい部類に入ると思います。
ただ、劇場作品の尺もあり、基本は筋を追うだけで終わってしまっている印象。
アンジェラ、ディンゴ、フロンティアセッターと三者三様の立ち位置があり、その中で現状と理想を天秤にかけ、進む道を選んで行く・・・という面白い状況が生かし切れていないような・・・・・
後半のCGによるバトルは圧巻の出来。
アーハンと呼ばれる搭乗型ロボは見た目はなんとも言い難いフォルムではありますが、それだけに普通の人型とは違った動きが面白い。
しかしライド型(バイクに乗る感じ)の操縦席は効率いいのかな?
女性キャラがライド型に乗るとどうしてもエロ方面に向きがちな気がして・・・
(※当作品はその方向には行きません)
とりあえずバトルシーンはCGの醍醐味とも言えるぐらい良く動き、見所のひとつとして挙げられます。
声優さんはアンジェラに釘宮理恵さん、ディンゴに三木眞一郎さん、フロンティアセッターに神谷浩史さん。
ベテランさんばかりで安定の演技。
しかし何故だろう・・・神谷さんが機械っぽく話すとダスウサ(@うーさー)に聞こえてしまう・・・(笑)
登場人物も少なめで小難しさもなく良くまとまっている印象ですが、2部作ぐらいにしてもう少しキャラの心情の変化なんかを見せられたら良かったかなと思います。
評価的には可もなく不可もなく、そこそこ満足な位置でしたが観ている間の時間はとても早く感じられたので多分面白かったのだと思います。
また何度か観直してみようと思います。