ろき夫 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アンジェラたんはあはあ
虚淵玄、水島精二をはじめとする、アニメ業界の今をときめく人たちによって生み出された劇場版長編オリジナルアニメーション!ネットでは軒並み高評価!!
ということで、居ても立ってもいられず車で片道小一時間、仙台まで見に行ってきましたー^^;
何やってんだろうな、とか思いつつもワクワクが止まらなかったおお。目指すはあさっての方向だ!
~あらすじ~
舞台は、超絶未来の管理社会。
その昔、人類は地上を離れ、宇宙空間に『電脳世界ディーヴァ』を創造し、肉体を捨てた。
それから人々の暮らしは、ディーヴァに管理された完全無欠の仮想空間に居を移すこととなる。
人々は肉体の不安と苦痛から解放され、永遠の楽園がそこで約束されたはずだったが・・・。
突如、ディーヴァのシステムが何者かにハッキングされるという事件が起き、その真相を突き止めるべく保安官の一人である主人公・アンジェラが捜査に乗り出す。手掛かりをつかみ、荒れ果てた地表へ降りた彼女だったが、そこで衝撃の事実を目撃する。
【感想】
まあ普通な感じ。なんかすいませんね、レビュー書いといてw
あまのじゃくでもなく、別に酷評してやろうなんて気はさらさらないのですが^^;
面白いけど、めっちゃ面白いかと思うとそうでもないかなー?って感じ。
全然参考になりませんかwww
管理社会SFなんてのもサイコパス絶賛放送中で飽食気味なんて人もいるかと思うので、物語的に新鮮さはあまりないかも。
「楽園追放」というタイトルに、暗めでエロチックな世界観、劣情溢れた淫美な物語を想像していたので拍子抜け感があったのかも。なんかの映画と勘違いしていますねw
虚淵脚本ということでガルガンティアを想像していただけると良いかもしれないです。明るい世界観で、キャラの可愛さが微笑ましい王道SFって感じです。
媚びた感じのお色気シーンも満載w
なんたってアンジェラが釘宮さんですからね・・・。もう全開でくぎゅってますwww
脳みそとろけそうになって自我が崩壊しそうなのを、歯を食いしばりながら必死になって堪えていました。心の中ではニヤニヤしながら鬼の形相で画面と睨みっこ状態。でも、ハアハアしといて何なんですが、アンジェラはもう少し凛々しい声が合っていたような気がするというか、くぎゅ様のお声では少しおカワユイ気がしてなりませんでした・・・。
ほんとアンジェラの表情がめっちゃ可愛いんですよ!これが本作一番の見どころ(笑)
個人的に、はしごを登る俯瞰からのアンジェラたんが一押しでふふぅ~。
これはセルルックCGとやらの恩恵によるもの。自然で柔らかいキャラの表情を実現できています。
フル3DCGアニメというと「死んだ魚のような目」のキャラが出てくる印象なのですが、本作ではそれがほとんど気にならないレベル。男キャラどもに若干の違和感があったものの、アンジェラの表情はとことん拘ってますw やっぱりヒロインですからねー、重要ですねー。重要ですよー。
そしてやっぱりロボットアクションはとても良かった!いろんなのがグリグリ動く迫力の戦闘シーンは3DCGアニメの醍醐味!このシーンばかりは映画館で見た方が断然楽しめるかと思います。でも最近のSFX映画なんかで派手な戦闘見なれてる人からすればあまり新鮮さは感じないかもしれませんね。
♨
まあ、そんなこんなで一応楽しめたのですが、尺の関係上か、登場人物に関する掘り下げはあまりなく、広大な世界観は設定としてあるものの、ごく一部の舞台でしか物語が展開されないのでカタルシスなるものを感じにくかった、というのはあります。
前向きに言うならば「もっと見たい世界だった」って感じでしょうか。続編のありそうな終わり方だったので、ぜひともパワーアップした続きを期待したいものです。