たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
実在したのか?三男坊?(笑)
まず、ストリーには安部晴明の物語に色を足した物語である。
晴明自身の話の延長上の話が多く見られ、それをどうとらえるかは見る側の判断でしょう。ストリーは安部晴明の三男の安倍昌浩の覚醒から話が始まる
晴明に安倍吉昌と安倍吉平がおりどちらも優秀ですでにその地位も高い物だった。吉昌は術などは晴明に他の兄より厳しくたたき込まれたが、見の才を実は晴明によって封じられていた為、できそこない扱いされていたが、見の力を取り戻し、魑魅魍魎と戦い成長していくのであった。
作品的なコメントは少なめで作品を見て、お楽しみください(笑)
うんちく~
安部晴明と安部清明とはもちろん同一人物です。数々の手柄をあげた晴明が改名し安部清明となったのですが、実は清明の実力が評価されるのは、かなり歳をとってからの話になります。伝承は色々な事が有りますが、まず清明は加茂の弟子で有りながら、息子の代ではその加茂の一族と肩を並べられる地位にまで登っていた。清明の得意としたのは星読みと呪詛返し、そして使役した一二神将が有名である。出生には色々な話があるが安倍保名と白妖狐との子供ともされているが、私的な見解は白妖狐とは日本人では無かったのかもと思っています。銀髪で見た目がそう言う風に見えたとかではないかと思います。彼の使う陰陽道に五芒星が有名で現代もゆかりのある神社では☆型の五芒星が目に付く。伝承は数知れず有るが彼以上の陰陽道を使う人間は当時存在せず、彼に挑んだ他の陰陽師を手玉にとると言う行為も記録に残っている程です。もちろん、安部家の血筋は途絶えていません。本家の他に五家が今もその術を受け継いでいます。むろん一般の人の相談にものってくれますが、仕事なので料金は発生します(笑)
なぞの多い人物ですが力は本物としか言えない事を記述された書物も多々に残っています。1000年以上前の人物でこれほど有名な人物は数少ないと思います。