☆エトペン☆ さんの感想・評価

4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態：観終わった

視聴者にもヒントを与えてくれるミステリーアニメ。

1920年代のヨーロッパが舞台。

フランスとイタリアの間にある
ヨーロッパにある架空の王国、
ソヴュール王国に留学生としてやってきた
日本人である主人公の久城一弥（くじょうかずや）。


彼の容姿がソヴュール王国で伝えられる
怪談の「黒い死神」に似ていることから
そのあだ名が与えられ、実際に某ミステリーアニメ、
見た目は子供、頭脳は大人なアニメのように
毎回難事件に巻き込まれる。

しかしこれまた見た目は子供、
頭脳は大人の少女、安楽椅子探偵の
ヴィクトリカが解決していく話。


ストーリーの方は申し分なく
事件の行方も恋の行方も気になる。
ちゃんと集中していないと解けない話もあれば
簡単な証拠を見せて容易に想像がつく話にも
最後には衝撃の事実が隠されていたりと
まったく退屈しない作品。
最後まで目が離せなかった。


ミステリーに目がない自分が
またミステリーの虜になった。

他のミステリーアニメといえば
「氷菓」、「ひぐらし」、「神様のメモ帳」
などを視聴してきたが
ミステリーだけで言えばこの作品が
一番好きです。




なんとなくステレオタイプで
ゴスロリに嫌悪があったのだが
ヴィクトリカが思いのほか可愛く、
現在は間違いなく好きな女性アニメキャラ
＃１に居座っている。

「俺妹」の黒猫もそうだが
自分はゴスロリ属性に萌えを感じるらしい。
今度ローゼンメイデンでも見てみるか・・・。


しかし残念ながらキャラの評価は芳しくない。
なぜなら他のキャラに魅力を感じなかったから。
ヴィクトリカの反動もあるかもしれないが
主人公は案外ヘタレだし（徐々に成長するが）
警部はまあまあだが先生がうざい。


{netabare}人のケーキを誰もいないから食べるとか
絶対許せん。久城の愛情を返せｗ{/netabare}



悠木碧さんは「魔法少女まどか★マギカ」の
まどかのイメージが強く、
あまりまどかが好きではないので
悠木碧さんにはいいイメージがなかったのだが
この作品のおかげで好きになれました！


OPと前半のEDが好き。
OPの歌詞がストーリーにマッチしていて
曲調も歌詞もすんなり入ってくる。
前半のEDもどこか懐かしい。


最後に。
{netabare}
最近「俺ガイル」を再視聴したのだが
久城とヴィクトリカの中の人が
兄妹だったことに気づいた（笑）
{/netabare}