緑の先駆者 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2話まで観て、この回で最終回でいい、と思うぐらいすっきりした。
そもそも、この作品を観ようと思ったきっかけは、リフレクティア(True Tearsのオープニング曲)の合唱版を聞きたかったから。
目的は、第一話で達成。それだけで、なんか感動。
でも、本編は、そんなもんじゃない。もっと感動。
{netabare}
茶髪の元気なちっちゃい女の子(来夏)が、「5人集めて合唱部を作る」と言い出すところから、物語は展開し始める。どっかで聞いたセリフだなあ、と思っていたら、声優も瀬戸麻沙美さん。ちはやふるの綾瀬千早とキャラがかぶってる。元気でまっすぐな女の子には、瀬戸さんの声、とっても合ってますね。
合唱コンクールに出場する2話までは、この子が主人公とでも言うべき展開。これだけでも、十分満足できるストーリーだった。
お母さんを亡くして歌えなくなったヒロイン(和奏)が、お母さんの夢だった「和奏と一緒に歌を作る」のを、お母さんが残した音楽の続きを奏でていくことで、実現していく。合唱部5人の細かいエピソードを絡めながら、最終回まで、飽きない展開。
特に、声楽部の顧問で、合唱部に厳しい教頭先生が、実はお母さんの親友だった、など。しかも、あの場面でのクールビューティの涙は、反則だろう。
Tari tariって、どんな意味があるんだろうと思っていたら、10話を観ていて繋がった。お母さんが高校時代に歌を作るときに、「たりらり~」とメロディーを口ずさむシーンがでてきて、ちょっと震えた。「晴れたり、泣いたり、歌ったり」と、「たり」の瞬間をメロディーに刻んで、歌にして残して、友達と共有した思い出の喜びを表現している、のかなと思った。
お母さんの声が、大原さやかさんだったんですが、Fairy tailの最強の女剣士、エルザ・スカーレットの印象しか無かったんで、ちょっとびっくりしました。ぜんぜんわからなかった。
最終回の「心の旋律」、終わったあとに、もう一回聴きなおしてしまいました。
{/netabare}
ストーリーが始まり、透子髪切った?(グラスリップのヒロイン)、なこちあいかわらずナイスバディ(花咲くいろはのメインキャスト)。
P.A.Worksのアニメの過去の登場人物に、また会えたみたいで、ちょっと嬉しかった。関口可奈味さん、という方がキャラクターデザインされているんですね。この人の絵好きです。覚えておこう。一つ勉強になりました。
あと、「愛するものを他人に譲るほど年をとってはいないからね」、という作品中のセリフ頂きました。死ぬまでアニメ観よう。