アイコン さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
みさえの扱いとマサオのキャラの濃さ(笑)
久しぶりに見ました。
やっぱりいいなこれ。
こーゆうのに弱いんだよな。
ギャグのくせに違和感ないお涙をくれる映画。
できればクレしんなので最後までギャグで
終わってほしかったっていうのはありますが、
個人的に納得できる映画でした。
テンポが非常にいいし、話もわかりやすく、
斬新な設定で予想外の展開に驚きもあり、
笑わせてもくれました。
人は「昔に戻りたい」という気持ちがあっても、それは絶対に叶いません。じゃあどうすればいいか。この作品を見て思いました。
「昔はよかった、でも、昔も今も自分の人生だから」
「昔に戻りたくなくなるぐらい今を幸せに生きよう」
単純だけど、難しい夢。
だって、人は幸せをつい見逃してしまうから。
この作品はそんな、「見逃してしまった幸せ」を再確認する映画ではないでしょうか。多分(笑)
「昔はよかった」
といったありがちな理由がこの物語の
黒幕たちを歪ませ、今を昔で塗り替え、
「時の進まない未来」を作り出そうとします。
突如テレビから不思議な時刻案内が流れた直後、しんのすけのとーちゃんかーちゃんの様子がおかしくなります。そしてしんのすけが次の日の朝目覚めると、大人たちが童心へとかえってしまい、
自分勝手で子供を毛嫌いする大人へと変わってしまいます。
そして大人たちは20世紀博へ連れていかれ、
子供たちは置き去りにされてしまいます。
それが20世紀博の人達の仕業だと分かったしんのすけたちは、
ママパパを返してもらいに20世紀博へと向かいます。
だが、そんな子供たちに甘い言葉をかけ、子供たちまでも20世紀博に連れていってしまいます。しんのすけたちはそれに乗らず、大人に追われながらも20世紀博へとたどり着きます。そこでしんのすけが見たものは....?
あらすじっぽく書くならこんな感じかな?
流れが基本ハイテンポなギャグベースで進んでいくので見るものを飽きさせない作りとなっております。
見所は、なんといっても父ちゃんの回想シーン。
{netabare}台詞もないのに音楽と描写だけで私たちを泣かせてきます。
当たり前のようで、大切な思い出、小さな幸せがその回想シーンのなかでいくつも描かれていて、「人生の意味」をとーちゃんにしっかりと思い出させます、とーちゃんの靴下の臭いで(笑){/netabare}
不覚にも泣きそうになりました。
でも問題がそのあとに。
みさえも{netabare}とーちゃんの靴下の臭いで{/netabare}
今を思い出すのですが、台詞が(笑)
{netabare}くさっ!{/netabare}で思い出すってどーゆうことですか(笑)
しかも回想シーンないし(  ̄▽ ̄;)
{netabare}バスのカーチェイスの時もそうですが、{/netabare}
もうちょっとみさえの扱いどーにかならなかったのでしょうか(笑)
まぁ、ラストは言うまでもないでしょう、
有名なシーンですし。
でも、あのしんのすけを見てなぜか笑いそうになったのは私のこころがひねくれているのでしょうか?(笑)
でもやっぱり全体的に評価も高く、作画や音楽も良くてとてもいい話でした。
最近はこういった斬新な設定且笑って泣けるといった作品は少ないので、みても損はしないと思います。
ただ、今までのクレしん映画にあったおかしな世界観と不思議な雰囲気が感じられないので、そこが少し残念かなと思います。
そしてクレしん映画を見て思うのですが、
マサオって映画だといつもいいキャラしてんな(笑)