ローズ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
イリヤ×美遊×クロ
魔法少女となっていたイリヤスフィール・フォンアインツベルン。
前作で仲間の美遊・エーデルフェルト、遠坂凛、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトと共に任務であるカード回収を終えていた。
今期では、突然、イリヤがアーチャー化したようなクロエ・フォン・アインツベルンが現れ、奇妙な関係が始まるのであった。
始めは殺伐としていた関係だったイリヤとクロ。
クロとしてはイリヤと入れ替わって自分自身がイリヤの代わりの存在になりたかったのでしょう。
ただし、凛の呪術によって一方的にイリヤの痛覚を共有する事になり、おとなしくなります。
イリヤを殺してしまえばクロも死ぬという効果的な対処法でした。
本作品の主な内容は学校を舞台にしたコメディとラストのバトルシーンでしょうか。
クロはイリヤの親戚という事で同じ学校に通う事となるのですが……
クロがキス魔になったりドッジボールの場面などは、ただ学校を舞台にしたコメディに成り下がっています。
暴走する同級生などもアクセントになっていました。
終盤になって回収したカードをめぐってバトルが起きます。
確かにバトルシーンは迫力があり見所の1つになるのですが、最後のストーリーが消化不良気味。
始めから本作品で完結させるつもりはなかったのでしょうね。
作画に関しては、文句をつけられない位に良く出来ています。
見所の1つである 迫力のあるバトルシーンだけでも十分満足できる内容。
ドタバタコメディの前半部分でも、手を抜いていない事が分かります。
いつも10倍録画した放送を視聴しているので、作画の良し悪しを語れるほどの立場ではないのは分かっているのですが^^;
本作品の前半はコメディ、終盤はバトル、全体を通してロリが楽しめます。
コメディ・バトル・ロリの内、どれかが好きになれるのであれば、満足できる内容でしょうか。
個々の楽しみ方は自由なので、視聴者側に自由な選択をさせているのかもしれません。
クロという新しいキャラを登場させたところ以外に新鮮味は無いような気がします。
新しい8枚目のカードというのも謎のまま。
全ては3期目への布石なのでしょう。
全10話と簡単に完走する事ができますが、結末は3期目を見て下さいというような終わり方。
始めから続編がある体で見ないと楽しめません。
中途半端なので評価しづらい作品です。
まあ、気長に3期目が放送するのを待ちましょう。