たんぽぽの花 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
古いアニメですが面白いですよ。
扇家は代々魑魅魍魎を払う家系ではその道では有名な一族だが、
今代の継承者は双子で生まれ、力が別れた事がこの作品の見どころの一つです。翔子と舞子は翔子は見る力を持ち、翔子は払う力を持つ、
彼女の家は迦楼羅王を信仰し力を借り悪霊や魑魅魍魎を倒す。
2人には、身体を入れ替わると言う特技がある。その時は翔子の身体に舞子の魂が入り込み、舞子に翔子が入る。それは見る力と払う力を一つにするだけでは無く、天と地の書の極意を使いこなす事にも繋がる。ただ、逆に舞子の方が弱点になってしまうので、それが使う時の問題点でもある。
作品は映像化されたのは、奈良怨霊絵巻とまたいずれ評価する仙台小芥子怨歌の2作品ですが、原作ではもっと数々の事件を描かれています。
奈良怨霊絵巻は朱雀門の話が出てきます。朱雀門?と言う方は調べてもらえると解かりますが、現在も復元され有りますので、
兎に角にも、見て貰った方がいい!時代的に1980年代の作品だったと思います。携帯電話はもちろん、服装など今の時代では全然違いますが、その他内容は面白いと思います。
うんちく~~
そもそも迦楼羅王とは?これは仏教の話になるのかな?深くさかのぼるとインド神にまで行きますが、あえて仏教では有名な阿修羅王を筆頭に8人修羅これを天龍八部衆と言い、その一人でその金色のを羽を広げると336里も有り龍をも食いつくしたと言う。有名なのは阿修羅王3面の顏と6本の腕八部衆のリーダー的な修羅、後は、天、龍、夜叉などの修羅もたびたび耳にする修羅です。この八部衆は仏に戦いを挑み負け阿修羅は仏教の守護者になったとされています。天龍八部衆については法隆寺にもまつられていたと記憶していますが、今はどうかは定かではないです。(笑)もし法隆寺に行った人や行く人が居ればあったよ~とお知らせください(笑)