猿の尻尾 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
生きていることを、思い出させる為に、僕は人間になった――。
恋人を失い、生きることを忘れたくるみの元へ、恋人のハルにそっくりなロボットがやってくる。
一生懸命なロボハルと、徐々に生きることを思い出していくくるみの切ない恋物語。
あらすじとPVだけ見るとめちゃくちゃ感動する話のように見えますが、実際は少し惜しい映画だと感じました。
ルービックキューブに書かれた願い事を完成させながら叶えていくといった設定は個人的に好きですし、最後の展開も好みの部類です。
では何が惜しいのかと言うと、もう少しキャラに厚みが欲しかったなと思います。
後はセリフの表現だとか、間だとか、そういったところがあまりにも淡々としすぎていて感受移入の妨げになっている感じがしました。
とは言っても、近未来の京都の町並みは素晴らしく、世界を包む雰囲気は秀逸で、とっても情緒溢れた良いお話だったと思いますので、気になる方は是非ご視聴をおすすめします。