westkage。 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ボリュームもあり満足出来る特典映像!脱フラッシュアニメを果たし、京介と桐乃の幸せそうな姿を見る事が出来ます。
本作は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。BD/DVD第8巻」に収録された特典映像です。
タイトルは「ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ 」で原作にも無いオリジナルのお話です。なんとここにきて特典映像がパワーアップ!アニメーションでは無いですが、‘PSP版俺妹’のゲームのような画面で物語が進行します。勿論この特典映像オリジナル書き下ろしシーンも多数登場!もう手抜きフラッシュアニメとは言わせないぜ!と言わんばかりのスタッフの熱意が伝わってきますw
内容は2つに分かれており
1・「ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ 初詣編」約23分40秒
2・「ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ バレンタイン編」約20分30秒
総評として「ここに来てまさかの脱フラッシュアニメ!収録時間も長く、ファンとして満足度100%の仕上がり!」といった感じです。今回は各話とも‘何時の話なのか?’という事に関しては作中でハッキリと語られております。どんな話か…と解説してしまうとネタバレ不可避のため、詳しくは以下のネタバレ枠で解説致します。ただし俺妹2期を全部視聴し終えていない方にはキツイネタバレになる可能性が高いため、閲覧は注意して下さいね☆ とにかく俺妹ファン、特に桐乃ファンにはかなりオススメの内容となっておりますので是非視聴をしてみて下さい!
*以下ネタバレにて注意!!
{netabare}
●ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ 初詣編
クリスマスイヴで「京介・桐乃」が付き合い始めた後のお話です。冒頭の解説では1月1日のお話となっていますね。クリスマスイヴ以降の進行は少し原作とアニメの設定が違うのでココで解説を入れておきます。まずアニメ版ではクリスマスイヴに2人が付き合います。後日2人は黒猫と沙織に「キュアメイドカフェ(原作はプリティーガーデン)」で付き合い始めた事を報告し、途中で京介が3人をカフェ残して加奈子のライブ会場に向かっています。そして加奈子の告白を断る…といった流れですね。アニメではこのシーンが何時の話なのかは解説されておりませんが、原作では「喫茶店で報告する日はクリスマス」「加奈子のライブ会場に行く日は正月」と別の日になっております。そしてこの話は原作にしか出ない人物「櫻井秋美」が登場します。アニメしか見ていない人としては「おいおい秋美って誰だよ」という話になりますね。実は原作では喫茶店の後に皆でゲームセンターに行く流れになっているのですが、ココで桐乃と秋美は知り合いになります。もともと秋美は京介と同じ中学校の同級生として「原作11巻(アニメで言うと13話)」に登場したキャラクターなのですが、アニメでは尺が足らずバッサリと切られたお話でした。そして京介に告白しフラれた後にゲーセンで京介&桐乃カップルを目撃し、兄妹で付き合っている事に驚愕w「妹と付き合うくらいならあたしと付き合ってよ!」と再度告白するがあっさり断られます。このシーンで秋美は「高坂♪あたしと付き合って、お布団デートしようよ」「あたしはここにいるからさ。また会いにきなよ」とセリフを残していますが、今回の特典映像はこのくだりが解らないと楽しみにくい仕様です。原作を読みましょうw
さて本編の解説です。元旦に家族と挨拶を交わす京介、ココで何故かツンデレ的な態度をとる親父から京介はお年玉をもらいます。その後京介は「何故親父はあんなツンデレな態度でお年玉をくれたのか…」とやたら気にしますが、このくだりは特に意味は無くなんの伏線でもありません。何だそれw
その後京介と桐乃は「初詣」に出かけます。目を閉じながら祈る2人。京介は桐乃の幸せを願いますが、願い事の中で「アイツは俺が幸せにする」と表明します。この作品では最後に2人は普通の兄妹に戻るという形を取っていますが、それで京介の桐乃に対する気持ちがおさまるわけではない…という本音が滲み出ていますね。桐乃は何をお願いしたか…20個くらい願い事があったみたいですが、ほとんどがエロゲ関連w筋金入りだなw しかし大事な願い事は教えてくれず…まあ言わずもがな、京介との事でしょうね。20個もお願いした代わりにさい銭箱には2万円投入したご様子で、流石桐乃ですw その後2人はおみくじを引き、京介が「末吉」桐乃は「大吉」…桐乃はここ数年大吉しか引いた事無いらしいです。
場面は変わり2人は公園で羽子板を楽しみます。運動神経抜群の桐乃に連敗する京介、負けた罰ゲームでなにやら恥ずかしい落書きを京介の顔にしているようです。その後秋美があらわれて顔の落書きについて「直江兼続みたい」とコメントしますが、桐乃に口止めされて落書きの事は結局解らないままとなります。直江兼続と言えば兜に「愛」って書いてある人物ですから、愛に関係した言葉が書かれていた事は確かですね。
そして何故秋美が登場してきたのか理由を尋ねますが「あたしはここにいるからさ。また会いにきなよ」と言ったにも関わらず京介が全然会いに来てくれないから自分から会いに来た…との事です。秋美は以前「お布団デート」を京介に提案して断られているので、今回は「ちょっぴりエッチな添い寝デート」を提案してリベンジしたいとの事。ここでその添い寝デートとやらの想像シーンが流されますが、秋美ではなく桐乃で想像します。添い寝する桐乃の画像が登場しますが、胸がはだけてて少しエロい感じ。ええぞ、もっとやれw 結局秋美ちゃんはまたしても京介に断られますが、最後に桐乃は「お布団デートはしてあげたけど、今度という今度は、し、しないかんね!」と赤ら顔で話します。ツンデレ可愛いよーきりりん♪
●ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ バレンタイン編
こちらは「冬休みが終わってしばらく経ったある日」となっています。バレンタインの前の日と言う事なので、1月中旬くらいから2月14日までの間のお話と言う事ですね。更に彼氏彼女の持ち物交換も終わっているところから、アニメで言うと15話と16話の間くらいです。
家に帰った京介は、なにやら家に漂う異臭に気が付きます。リビングをのぞくと「エプロン姿の桐乃」と「ソファーに目を回しながら倒れている秋美」の姿が…どうやら秋美は桐乃がバレンタインデーのチョコを作っている最中に、偶然遊びに来て、チョコを食べさせられたみたいですね☆桐乃の裏設定として「やや音痴」というのがありますが、料理の腕もイマイチの様です。桐乃は以前にもチョコを作っており自分では試食した事無いようで、その時に食べてくれた「あやせ・京介・親父」がチョコを「美味しい」とコメントしていたので、自らの腕前には自信があったようですが、秋美に「自分で食べてみろ!」と言われ、桐乃は自分の料理の腕に気づいてしまうのでした。
そして何故秋美はまたもや遊びにきたのかという事ですが、前回に懲りずまた新しいデートプランを考えてきたようだ。ここでプランを紹介する前に桐乃は「ちょっとマジでやめてくんない?櫻井さんが持ってくるプランって、結局最終的にはあたしがやらされる流れになる気がするんだよね」とコメントしています。ということは前回の「ちょっぴりエッチな添い寝デート」も結局やってあげたのでしょうかね? 京介爆ぜろ!w 秋美が自信満々に提案する新しいデートプランは「バレンタイン悩殺大作戦」との事。ここでお決まりの想像シーンが流れます。内容はバレンタインの朝に突然部屋に大きな箱があり、それを開けると中から裸でリボンに包まれた秋美が…ってベタベタですね。しかし他の想像シーンは桐乃が演じているのに、ここだけ秋美が演じているのが残念w 勿論京介は断り、第2のプランに移ります。
続く第2のプランは桐乃が演じます。バレンタイン当日に夜までチョコを貰えなかった京介。夜になって部屋に現われた桐乃が小さなハート形のチョコを差し出し、口にくわえて食べさせてくれるというプラン。ここでチョコを咥える桐乃の画像が出ます。非常にイイ!w 結局秋美は追い返されちゃいます。
そしてバレンタイン当日の朝、桐乃の部屋に制服を取りに行った京介。ドアを開けると桐乃がお着替え中。あられもない桐乃のお着替え姿の画像が…サービスショットですね☆ そして必死に練習した手作りチョコを桐乃が渡してくれます。京介にチョコが美味しいと言われて、満面の笑みを浮かべる桐乃の画像。これは桐乃ファンなら見ておきたいとっておきの笑顔ですね☆
アニメ本編では京介と桐乃が付き合ってからのシーンはほんのわずかでしたので、この特典映像は2人の幸せそうな姿を見る事が出来る、良い補完映像だったと思います。ボリュームもあって大変素晴らしい内容でした☆
{/netabare}