Baal さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
すべてのその後から・・・
奈須きのこによる長編伝奇小説を原作とする
劇場アニメ全八章の最終章です。原作未読。
第七章から少しして、四年前に式に始めて会った
場所で幹也は「両儀式」に出会うのだった・・・。
様々な事件を通して式の人格形成の謎がいくつか
判明していきながら進んできて、また式と幹也が
初めて会った場所で再び顔を合わせ、式のその人格
の意味や経緯が中立地点の「両儀式」が明かして
いきましたが、それがそれまでの行動の謎を明らかに
していっていたのでそういうものが込められていたの
かと思いました。両極に存在しているからとなり合う
まるで磁石のような人格のあり方に干渉するのが
限定される肉体の人格があって、その複数の人格が
それぞれに干渉しあい渦巻いていくというのが
あってそしてそれによって保っているというのが
またその干渉によって生じる言動だったのかなと
思いました。
全八章の終章ということでしたが、それまでのこと
での足りないところを補填する話でうまくまとめ
られていてよかったです。その後の未来の話もある
らしいのでそれも視聴したいと思いました。
最終章まできっちり見て本当によかった作品でした。