Baal さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あれから何年たったのだろう。そして今あの時が動き出す・・・
奈須きのこによる長編伝奇小説を原作とする
劇場アニメ全八章の第七章です。原作未読。
式と幹也が出会ってから四年。あの時自らを殺人者
という式に対し、幹也は式を信じると言っていた。
そんな中式は幹也の前から姿を消した。それと同時に
猟奇的殺人が多発を始める。そうして幹也は式を
信じ、無実であることを証明すべく行動し始める。
ある麻薬事件によってことは大きく動き出すのだった・・・。
第二章であった幹也と式が出会った頃にあった事件
のその四年後の物語です。四年前と同様に式がいなく
なってから猟奇的殺人事件が多発し始めるのですが
幹也はそれは彼女の仕業じゃないと動き始めてから
大きく物語が動き出し、それまでの真実が明らかに
なっていく様はとても引き込まれ、あれよあれよと
いう間に時間が経っていくようでした。
ひとつの事件にとある共通点があると考えていける
幹也はさすがでだてに今までやってきたわけじゃない
と思わせる感じでした。そうして幹也が事件の真相
にどんどん近づいていく中、式もその事件の正体に
近づいていき、二人の行動が相反するようでありながら
もどこか通じているようで見ていてどこかで二人が
激突してしまうんじゃないかと思いました。でも
そのぶつかりそうで交わりそうでを繰り返しながら
先へ先へといくのはとてもよかったと思います。
最後、幹也が怪我から復帰するときに式が見せた
様子がああ、そこから遂に動き出し先に進もうと
するのがわかって、その想いがここに向かうんだ
となってよかったです。ここまで来るのにそれまでの
章を見てないとそこに至るものが見えないので
章を順に見て頭で時間を補正するとかなりよく
見えるのでそういう形で視聴していくのがいいのかな
と思います。次の終章では一体どんな話があるのか
楽しみに思います。