ピピン林檎 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
TVラスト回(第12話)がとっても良かった。好感の持てる作品。
アイマスがアイドル・アニメのフラグシップ(戦艦・空母クラス)、
ラブライブ!が最新鋭の巡洋艦・イージス艦クラスだとすると、
この作品は予算面でも性能面(ストーリー・作画・演出)でも駆逐艦クラスかな?と思っていたんだけど、
TVラスト回(第12話)で見事に一撃必殺の水雷を心のど真ん中に命中させられた気分!!!
何人ものキャッチさんのレビューをこれまで事前にチェックしていて、そこそこ面白い作品なのだろう、とは思っていたのだけど、自分の期待をずっと上回る大きな感動をいただきました。
見て良かった!!!
厳密に言えば、百合っぽい設定は要らなかった気もするし、長さも半分くらいで十分だった気もするけど、終わり良ければ全て良し。
★参考メモ
ビリケン様というレアな神様が出てきたのは原作からの設定なのか、それともTV版での新設定なのか、気になる・・・
日本史にちょっと詳しい人は、シベリア出兵と米騒動で出てくる逆立ちした「ビリケン首相」の漫画絵でピンとくる言葉ですね。
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ビリケン【Billiken】(広辞苑)
(アメリカのタフト大統領の愛称ビリーに由来するという)
①頭がとがり、眉が釣り上がって、仏像の後光のようなものを備えた裸体の像。1908年アメリカの女性美術家が作り美術展に出品。幸運を招くとして世界的に流行。
②転じて、頭のとがって人を指していう語。「-首相寺内正毅」
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★こんな風に自分の育った地域を愛せたらいいな。
アメリカ映画でも、制作費××億ドルの大作!とかではなくて、アメリカのローカルなコミュニティ(地域社会)の様子を細かに描き込んである制作費の少なそうな佳作、例えば、『There's something about Mary』とか『Sleepover Bandits』辺りを見たとき、普通のアメリカ人って普段こんな風に感じて生活しまた行動しているんだろうな、そして、それって何となく良いな、好感が持てるな・・・と思ったことを、このアニメを視聴しながら何となく思い出しました。
主人公奈々子ちゃんの小学校1年生の時の夢は{netabare}「日本を明るくするアイドルになる」こと{/netabare}。
このアニメは、そうした奈々子ちゃんの幼い頃の夢が、{netabare}自分の生まれ育った地域を明るくする、ということに形を変えて、ささやかだけど実現していく話{/netabare}・・・という風に見ることもできるのかも知れませんね。
最後に、先輩ロコドル・ユニットの「あわあわガールズ」!
そう来るとは思わなかったよ!!!!君達も大好きだ!!!!