jethro さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
モノローグが奏でる青春叙事詩
初回から数話を見た時点で
これは大変なものが始まってしまったと感じました。
つまり「気合が必要」でした。
1話見るごとに、こんなにも魂揺さぶられたら
たまったものではありません
次回までの一週間どうやって過ごせばいいんですか?
なので、卑怯な方法ではありましたが
数話見た時点で視聴をストップ
録画依存
最終回終了と共に「一気見」をしました。
正直
病気とか音楽とか卑怯な方法だと思う
セリフの10倍くらいは あると思われる
モノローグを中心軸に据えるなんてテクも卑怯
でも、色彩あふれる映像は本物
表情溢れる作画、動画も本物
そして素晴らし過ぎる演出
個性的なキャラクターが次々と量産され始めた時には
本当に2クールで収まるのかと不安を覚えました。
でも「四月の嘘」はここまでなのですね
拍手です。
最高でした。
皆さんの評価も高くベタ褒め状態なので
スタンディングオベーションはここまでにさせてもらって
ほんの少しツッコミを
(批判ではありません)
時々
「そういえば、こいつら中学生だったんだっけ」と
視聴者として、ふと我にかえることがあったwwwww
セリフのレベルが中学生じゃないですねwwww
それを緩和させるためのモノローグ(独白、心の声)
という構成にしているんだと思いますが
とにかくモノローグの方がセリフより多いので
結果、中学生らしい拙さが欠如
だからといって設定を高校生にすると
色々辻褄が合わなくなってくるだろうし
同級生に音楽とは全く関係ない親友や幼馴染をキープできるのは
中学までがギリギリだと思うし
恋愛感もまたしかりかなと感じました。
音楽ものだし
音楽家の学歴社会の構図を崩してまで
描ける物語でもないですしね
もう一点
{netabare}ピアノを習っていたかをりちゃんが
公生くんの演奏を見て感動したまでは理解できましたが
バイオリンという選択肢のきっかけが語られなかった
つまり「伴奏者になってもらって一緒に演奏したい」
という構図はどこからきたものなのか?
2人で演奏する連弾という選択肢もあったはずなのに
何故にバイオリンだったのか?
これは、原作次回作への伏線ネタなのでしょうか
であれば、大歓迎
かをりちゃんにバイオリンを誰が教えたのか
そこにどんな出会いがあったのか
膨らむなぁ
{/netabare}
本作は原作と同時終了のメディアミックスが敢行されました。
しかるにこれだけの功績を残せたのは偉業だとおもいます。
だから、なお更の事
原作続編を望まずには居られません
「四月の嘘」は幕を閉じましたが
有馬 公生くんの物語は始まったばかりです。
是非、公生くんの、いえ、彼らみんなの高校生活を
描いていただきたいと切に思う次第です。
(最終回視聴後改編)