Baal さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
記憶の狭間にある真実と失われた先の思い出
奈須きのこによる長編伝奇小説を原作とする
劇場アニメ全八章の第六章です。原作未読。
1999年1月、魔術師見習いである黒桐鮮花は
校内で起きるとある事件の調査を橙子さんに依頼
される。その事件は妖精が生徒から記憶を奪って
いるというものだった。補助として要請を見ること
のできる式を連れ、事件に挑むのだった・・・
今回の話は式や幹也を少し離れ幹也の妹である鮮花
が中心となって動いていく物語です。魔術師見習い
として橙子さんの弟子となっていました。
それは{netabare}兄の幹也を兄ではなく一人の男として
見ており、幹也に妹の自分を忘れてもらうために
全寮制の学校に通っているのだが、そこに現れた式に
よって幹也の心が向いてしまっているのでせめて
式と対等になれるようにとの{/netabare}ことです。
それはさておき、鮮花が視点の主体として物語が
進行していくので式や幹也、橙子さんは補助的な
配置といった感じでいます。でも見習いの鮮花は
いろいろと要領の悪いところがあって式たちが
結果として導いているような感じに思いました。
なので結局は式や幹也、橙子さんの力によって
なんとか事件を解決する方に持って行っている
ように、またいいところはうまく持って
いっているというか掴まされてるような風だった
と思います。
本人はうまく自分がやりきった感を出していました
が周りの人たちはちょっとねという感じでした。
最後、式が気を使ってくれていてやっぱり焦点は
あくまで鮮花なんだなと思いました。
鮮花が中心だったのでいつもと違うような違わない
ような感じではありましたがそれでも良かったと
思います。また主題歌の後の話と次回予告が雰囲気が
ガラリと変わる感じがして次回も楽しみになりました。