ナッキー0804 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
大好きな作品なので、氷菓のようにやっちゃいます☆
最終話まで見て。
{netabare}
号泣、号泣、大号泣!
とにかく泣きました。もう涙が止まらなくて。。
コミック持ってるケド最終巻は持ってないから、終わり方は知りませんでした。
最初は、公生とかをりがコンビを組んで、たくさんのコンクールで活躍するのを描く、みたいなストーリーかと思いました。
でも、どんどん恋愛が絡んできたり、公生の過去が明らかになったり。
公生の過去のことでは、かをりがいたから、前を向くようになった。
かをりがいたから、ピアノをまた弾くようになった。恋をした。悲しいこともたくさんあった。でも、公生の前には必ずかをりがいた。
いつしか、公生の進む道にはかをりは不可欠になっていて、道しるべだった。
そんな大切な人を失ってしまった。
病気なんて、宮園さんなら蹴散らす!…そんなこと考えてたけど、やっぱり普通の女の子だもんね。
かをりは、ずっと渡が好きだと言っていたけど、実際は違った。
本当に好きな人は、公生だった。
真正面から生意気なこと言ったり、暴言はいたりしたけど、全部、公生のため。
かをりだけじゃない。椿も渡も紘子さんも武士も絵美も凪だって、みんな支えていたんだ。
公生は幸せ者。
私も、こんな風に支えられているのかもしれない、と思ってまた涙があふれ出しました。
自分の卒業式でも泣かなかったのにw
誰かを変えてしまうのって、すごいこと。
自分一人ではできなくても、誰かがいれば、できてしまう。
作中では、公生の演奏を聴いて、絵美やかをりが影響を受け、将来を見た。
かをりなんて、習ってたピアノを辞めて、ヴァイオリニストになって、公生と一緒に演奏する!という目標。
叶うかもわからない。でもあきらめない。絶対、一緒に弾いてやる!
この作品はすごい。
キャラクターのセリフ一つひとつ。いろんな想いがこもってる。だからとても考えさせられる。
アニメを見続けていてよかったと初めて思ったかもしれない。
四月は君の嘘 に出会えたことに感謝。
{/netabare}
余談
{netabare}この作品で、公生演じる花江夏樹さんを改めて好きになりました。
お疲れ様です。
特に良かったのは、
椿が先輩と別れて音楽室に行ったとき、公生がいて。
椿は慰めてほしかったけど、ずっとピアノを弾いてる公生。
「ちっとは慰めろ、役立たず!こんなの、いてもいなくても一緒じゃん!」
「じゃあ、(いてもいなくても一緒なら)一緒にいるよ。そばにいるよ」
この『一緒にいるよ』の言いかたが大好き!!
また、最終話にて。
公生がコンクールで演奏しているシーン。
かをりが「私を一人にしないで・・。」と言ったら、演奏しながら
「バカ、僕がいるじゃん。」
ここ!なぜだか号泣しました。よくわかんないけど、涙が止まらなくて。。
花江夏樹さん、お疲れ様でした♪{/netabare}
✿1話「モノトーン/カラフル」
かをりがヴァイオリンも持ちながらカヌレを食べ歩きしているシーンから始まってます。
そして、黒猫を見つけて、桜舞い散るなか、その黒猫を追ってゆく。
{netabare}
墨谷中学・音楽室。
公生はバイト(新譜を耳コピして譜面におこす作業)をしていた。そんなとき、グラウンドから幼馴染の椿が打ったホームラン並みの打球が頭に当たる。
割れたガラスを片づけようと公生が手を伸ばすが、その手を掴む椿。
「指ケガしたらどーすんのよ!!」
「別にいいのに」
公生は、11歳の秋のピアノコンクールの際、演奏を中断してしまった。
それ以来、ピアノが弾けなくなった。そして、譜面のように、鍵盤のように、公生の目にはすべてがモノトーンに映る。
教室。
公生がバイトの続きをしていると、椿が公生に野球ボールを投げつけ登場。
「同じクラスの女のコにね渡を紹介して欲しいって頼まれてさ。明日合うことになってるの。
そのコ クラシックやってるんだって。公生はピアノやってるんだから共通の話題あったほうがいいじゃん」
「僕はピアノはやめたんだ もう2年も弾いてない」
「私には必死にしがみついてるように見えるよ ピアノ弾いてる公生のほうがかっこよかったなあ」
公生の母の夢。公生を世界で活躍するピアニストに育てること。
とても厳しかったレッスン。怒鳴られ、叩かれ、泣いても許してくれなかった。
「母さんが喜んでくれるなら 元気になるなら 僕 頑張るよ」
ヨーロッパのコンクールを視野に入れた3年前。母が死んだ。
ピアノは嫌い。でも僕には何もないからしがみつくしかない。
当日。
公園に一番乗りで着いた公生は、誰かがピアニカで演奏している「ハトと少年」を聴く。
★「ハトと少年」→天空の城ラピュタでパズーがトランペットで演奏している曲。
その誰かとは----宮園かをり
しかも、椿が言っていた女のコでもある。
「かをちゃんは渡が好きなの 今日のあんたはワキ役 友人A」
友人A。ここで出てきてたんだ、懐かしい感じ。。
「もうすぐ出番だ、行かなくちゃ!」
「どこに?」
「藤和ホール。今からあそこで演奏するの。
私、ヴァイオリニストなの」
「・・・僕はいいよ」
「君も行こ!」
かをりが公生の手を引っ張りながらホールに向かっていく。
『14歳の春。僕は キミと走り出す-----』{/netabare}
✿2話「友人A」
{netabare}藤和ホール。
かをりは準備するため3人とは別行動。
「あなたの職場よ」母の言葉。公生は怖がってるというか、おそれてる感じ。
ホール内。
今まで数々のコンクールで賞をもらった公生。公生は(元)ピアニストだけど、いろんなヴァイオリニストも知っているほど有名人。
「お前ワザと黙ってたな!彼女の演奏聴くって」
「だって知ってたら公生来ないでしょ?だから一生懸命黙ってた」
椿は優しい。公生にとってお姉ちゃんのような存在。
演奏開始。
今回は課題曲1曲のみ。優勝者は主催者所有のグァルネリでリサイタルができる特典がある。
★「グァルネリ」→ストラディヴァリウスと並ぶヴァイオリンの名器。
かをりの番。
「私の音楽 届くかな・・・ エロイムエッサイム エロイムエッサイム 我は求め 訴えたり」
★「エロイムエッサイム エロイムエッサイム 我は求め 訴えたり」
↓
グリモワール(魔術の書物を意味するフランス語)に書かれた悪魔召喚のための呪文らしいです。「神よ、私の声を聞いて」という意味でも使うらしいです。
かをりが弾き始めた瞬間。
「これって、同じ課題曲だよな」と言ってみんな驚きます。もちろん、審査員も。公生も。
「冒瀆だ!テンポも強弱もデタラメ!作曲家に喧嘩を売っているようだ!!」
★「冒瀆(ぼうとく)」→崇高なものや神聖なもの、または大切なものを貶める行為。
公生「クロイツェル(今回の課題曲)だけど、この曲はもうベートーヴェンのものじゃない
この曲はまぎれもなく彼女のもの」
「暴力上等 性格最低 印象最悪 でも------彼女は美しい」
演奏が終わると、熱い声援が響き渡る。
しかし、これはコンクール。楽譜の指示に従うのが絶対。かをりの演奏は減点だらけ。
フロント。
かをりが帰ろうとしていると、会場の人が
「30分後に結果を貼り出すから」
「私、そういうの興味ないですから」
公生はまた母の言葉を思い出す。 「トップ以外は意味ないのよ」
「どうだった?すごかったしょ、私」
「えっと、、その、、、」
「どう・・・だった?」
「えっと、、まぁま・・」公生はかをりの手が震えているのを見る。緊張していたからだと思います。
「・・・一次予選で花をもらった人を初めて見た。しかも知らないコたちだろ?
花を用意してるわけでもないし、あのコたちにとって、君の演奏を聴いてあわてて花を買って渡した今日のことは忘れられないよ。 たぶん そういう演奏だった」
「どんなもんだい!」
そう言って渡のもとへ駆け寄っていくかをりを見ている公生。
『まるで映画のワンシーンのようだ。僕は---友人A役だったけど」
結果:聴衆推薦 宮園かをり
2次予選に上がれるようです。
音楽準備室。
ベートーヴェン ソナタ第9番の楽譜の上に寝そべってる公生。ヴァイオリンを聴いたら弾きたくなったのかな?
(この前の課題曲はベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」だった)
たぶん、伴奏用の楽譜だと思われる。
渡が牛乳を持って登場。
「さてはお前、好きなコの事考えてただろ」
「なんでそうなるんだよ!」
「思春期の雑念なんざ、そんなもんさ」
「んなわけないだろ。それに、彼女----渡が好きなんだよ。僕を好きになるはずないよ」
「心惹かれるコに好きな人がいるのは当然。恋をしているからそのコは輝くんだよ。
だから人は---理不尽に恋に落ちるんだ」
「でも、僕には無理だ」
「無理かどうかは、女のコが教えてくれるさ」
帰り道。道中でかをりと会う。
「渡君は?驚かせようと思って待ち伏せしてるんだ」
「渡は----まだ部活中だよ」
本当はケイコちゃんという女子と遊んでいるらしい。部活サボって。公生はそれを知っている。優しいね。
それなら部活をのぞこうかな、と言ったので一生懸命フォローする公生。 大変そう。
「君を代役に任命します」
「へ?」{/netabare}