サブアカウント01 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この世はカラフル。世界が一色に見えている方はオススメ
監督は河童のクゥと夏休みが代表作の原恵一監督。
河童のクゥと夏休みと同様で本作も
文化庁アニメーション部門など数多くの賞をとっている事から興味を持ち視聴。
全体的感想としては地味です!!
しかしそこが本作の現実味という良さをだしており、中々満足!!
世界が一色に見えてしまい、自分を人を傷つけている方にはオススメ
世界がカラフルである事、白も黒も黄も青もあり人間だと気づかせてくれる作品です。
内容はかなり現実味のあるお話です。なのでちょい重ため。
冷えた家庭とおそらく介護疲れから不倫をする母親
特徴の無い優しいだけが取り柄であまり家にはいない父親
距離があり冷たいが本当は思いやりのある兄
援交によって自己嫌悪を持つクラスメイトなどなど・・・・
{netabare}
テーマのカラフルも良かったです。中々ジーンときました。
綺麗なモノと汚いモノを持つ人間のカラフルな心・世界を受け入れ
視野の変化をすれば。見える世界が変わる。
普段は忘れがちな事、気づいてない事に気づかせてくれます。
大事な事ですね。 {/netabare}
「残念だった点」
・主人公の声優とプラプラ
どちらも若い方なので仕方ないかもしれませんが棒が目立ち違和感が残ります
せっかくの良いシーンも冷める。
・アニメなので仕方ないが多少のご都合主義。
実際に自殺まで追いまれた少年の心に響くかと言われれば少し微妙。
良くて自殺願望が多少ある少年ぐらいかな。