杞冬@あずさ さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ロジカルシンキングで論理的に考えてみても、この構成にした理由が分からない…
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。の第2期。
完全に話が繋がっているため1期の視聴は必須。
1期は俺ガイルにおける重要な話の文化祭編までやるために、
積めつめな構成になってしまった。
その分2期は7巻、8、9巻はウエイトが高いのでじっくりやると追われたが…
まさかまさかの原作を飛び越え、11巻の終わりまでやってしまうといういただけない構成に。
個人的に期待していただけに残念。
8巻の終わりの余韻の良さもなく。
あの終わり方の喪失感を見たかったなぁ…
11巻の内容である12、13話は原作発売前の為に必然的に原作よりも先にアニメから入ることになってしまう。
厳密には13話の前日に11巻は出ますが…
12話がバレンタインの話って聞いて先にアニメ見なくて良かった…
先に11巻読んでから見た俺は勝ち組w
バレンタインイベントの話は見どころいっぱいだったですけどねぇ…
主に川なんとかさんの尺をカットしたのは許せん!!
川なんとかさんの妹のけーちゃんのところはかれこれ100回くらいは悶え死にそうになったくらいだぞ!!
あぶねぇ、あぶねぇロリコンに目覚めかけるところだったぜ。
いやこれはシスコンだからセーフ??
他には10話の葉山がメインとなる話は10巻にあたる話で、
これも1話で終わってしまいました。
葉山の抱えているもの、陽乃の底の見えない闇が見えてきたりサブキャラたちの深みを増す話なのですが…
この話には「人間失格」を読んだ三人の登場人物たちの感想が出てきて、
それぞれ独特の感想が描かれている。
人間失格をすでに読んでいるとちょっといいかも…?
そういうわたくしめはですね…漫画で済ませました!!すいません!
だってラノベばっか読んでてて絵なしはトゥライ…
葉山も八幡と同じく選択肢のない人間。
誰かの期待に応え続けるしかないという道化。
選べない葉山と選択肢が一つしかない八幡。
葉山というキャラの抱えてるいるものの一面も見れますし好きな話だったんですがね…
悪かった点ばかりあげてもなんですし、
良かったところは八幡の独白が結構増えたこと。
それでもまだまだ少ないのですが少しでも増えたことは嬉しいです。
8巻の独白、「例えば…」のくだりを入れるだけでも全然違うものになっていたかもしれない…
玉縄に無駄に力が入ってたのは嬉しかったww
手の回し方といいいろくろを回してるかのような手さばきwww
日野さんもとても合っていて良かったww
玉縄と奉仕部の面々が初めて会う時のくだりはやってほしかったけど…
原作も使い切りアニメは当分なさそう。
また円盤小説につられてマラソンすることに…
前の時は余裕で文庫化しやがって…
今回はしないって言ってるけどさてどうなることか。
やっぱり俺ガイルは原作ありきのアニメなんだなと思った第2期でした。