退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【 天空の城ラピュタ 】
http://www.youtube.com/watch?v=ZKnjqfLUEG4&feature=player_embedded
宮崎アニメの中の最高傑作「天空の城ラピュタ」
青年の頃、飛行石の信じられない深い青色が俺は大好きだった。
俺の一番好きな色は「青」だ。青は、地球の色、空の色、海の色だからだっ♪
おそらく飛行石は、その後、「ふしぎの海のナディア」の
ブルーウォーターのモデルになったと俺は考えている。
それ以外のバベルの光なども、ラピュタの天の火の影響を
強く受けていると感じている。
ラピュタは恐ろしい科学力を持った天空の城だ。
だが、所詮は機械だ。とどのつまり、人の意思なくば動かせない。
故に、「動かす人間そのもの=ラピュタ」になるのだっ☆★☆彡
ムスカのような悪党が動かしていいような道具ではない!!
宮崎駿監督のアニメは、どの作品も奥行きが広くそして深い。
ファンも圧倒的に多い為、正しいレビューなんて、たぶん何処にもない。
だから、俺は、俺自身が感じたありのままを書けば良いと思っている。
宮崎駿監督の作品が深いのは、監督のリアルの経験が豊富だからなのではないか?
と感じる。そして、自然や人間、そして愛などの本質的な大切さを、
いつも訴えかけて来ているように思う。
川で魚を釣ったり、ザリガニ取ったり、
山でくわがた取ったり、木の実を食べたり、
海で死ぬほど泳いで、日焼けして真っ黒になったり、
そんな経験がなければ自然とか描けないだろうし、
親子、夫婦、兄弟(妹)、恋人、友人、師弟、
色々な人間関係におしくらまんじゅうにされなければ、
人付き合いの何たるかも分からない。
親父にぶん殴られたけど、泣いていたの親父の方だったり、
熱出して死にそうな時に、おでこのタオルをかえながら、
泣いていたのは、何故かお袋の方だったり、
親父とお袋の喧嘩の仲裁に入ったのに、何故か怪我したのは兄貴だったり、
お兄ちゃんが学年1番は、なかなか取れないというから、
私がかわりに取ってあげたよ!と励ましてんだか、
馬鹿にしてんだか分からない妹だったり、
全然、聞いてもいないのに、私の好きな色とか、好きな動物とか、
色々教えようとする彼女だったり。。
たぶん、宮崎監督はそんなリアルの愛を沢山知っているから、
こんな作品が描けたのだろうと、俺は思う。
だから、パズーのモデルは、宮崎監督自身で、シータは、
監督が大好きだった女の子をモデルにしてるんじゃなかろうか?
と思えた程に、(俺の中では)リアリティが高い。
バトルシーンや兵器の描写のクオリティが高いのも、
幼子の監督がリアルに戦争を体験しているからではないだろうか。
まぁ、俺が女の子に生まれていたら、
NO.1は「風の谷のナウシカ」になっていただろうけど、男の子の俺が、
ドキドキ、ワクワクしたのは、圧倒的にラピュタの方だった。
パズーがフラップターで逆さになりながら、
シータをがっつり抱きしめて救い出すシーンとか、
感動し過ぎて、心臓が止まった!!(いや、止まったら死ぬか。。)
http://perfectnet1004.blog.fc2.com/img/20141109052437b8a.jpg/
未来少年コナンで、海中に沈んだコナンに口づけで、
必死に空気を送り込むラナの、あの名シーンが蘇った!!
たぶん、凡人ならそれらのシーンは想像すらできないし、
仮に想像できたとしても、このようにアニメ化するなんて
不可能だと思った。。
やっぱ、宮崎アニメすげぇばい。。結局、その一言に尽きる。