「魔法科高校の劣等生(TVアニメ動画)」

総合得点
85.1
感想・評価
4569
棚に入れた
23472
ランキング
249
★★★★☆ 3.8 (4569)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.8

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ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

能ある鷹は爪を隠す

これは、ぜひ続編を希望したい作品のひとつ。

実は最強なのに、周りから認知されず馬鹿にされる主人公、司波達也。
彼のヒーローとしての魅力の描き方が絶妙で繰り返し観ても面白い秀作だと思います。

ただ、達也というキャラに惚れ込めるかどうかで評価はわかれそう。

終始穏やかでクールな中に秘めるやさしさ。
これは男も惚れるかっこ良さ。自分は達也が非常に気に入りました。
CV中村悠一さんの真骨頂、見事に嵌った。

さらに単なる戦闘力だけの最強キャラではなく賢者の魅力も兼ね備えていたから素晴らしい。
{netabare}
・学問、発明力、創造性などの天才性
・自分の能力をひけらかさず一歩下がって人を立てることの出来る謙虚さ
・人の長所短所すべて見抜く洞察力
・セラピストにもなり得る、人に自信と勇気を与える言霊の力
・押し付けがましさのない一流の指導者としての資質

それらが明確だったので「力持つ人格者」というキャラがしっかり確立できていたからこの作品に嵌れたと思います。
ファンタジーアニメの世界ならこれくらい徹底して現実離れしている方が清々しい。

達也が敵に容赦しないのも、愛情極まれば非情にも徹し得るという
愛情豊かなキャラ像として容認できたし、勧善懲悪のカタルシスにも繋がりました。

三十三相に化身して衆生を救済する観音様キャラと言ってもいい。
{/netabare}
★1~7話:入学編
{netabare}
<主人公最強レベル10>
達也の才能が徐々に明かされ、人としての器の大きさも理解されるようになり
じわじわ人望が高まっていく様が実に心地良いです。
ブラコンの妹、深雪は一歩間違えればいやらしさが先に立ち嫌悪の対象に成りかねないところでしたが、
早見沙織さんの知的かつ透明感のある声質と話し方で救われました。
{/netabare}
★8~18話:九校戦編
{netabare}
<主人公最強レベル100>
達也の軍師、技術者としての力量が描かれ、どんどん魅力が増していきます。
そして実は無敵の暗殺者という意外な側面まで出てきて目が離せない展開でした。
愛するものを傷つける者は容赦なく命を奪い組織を壊滅させる徹底ぶり。
仲間の才能を見抜き、大活躍させる天性のリーダーとしての描き方も素晴らしかったです。
最大のライバル、クリムゾン・プリンス(一条将輝)やカーディナル・ジョージ(吉祥寺真紅郎)も
好敵手として相応しい魅力があったのでなおさらでした。
{/netabare}
★18~26話:横浜騒乱編
{netabare}
<主人公最強レベル∞...達也を絶対敵に回してはならない。>
アニメだからこそ許されるファンタジー。
国の存亡に関わる陰謀が巻き起こり平和な日常が壊され今までと全く違ったサバイバル展開。
騒乱の中、達也の神のごとき無双の能力が明かされ、驚きの展開に圧倒されました。
達也はまさに鬼神のごとき存在でしたね。
{/netabare}

劇中での様々な設定の説明も比較的わかりやすく
起承転結のしっかりした構成でエンタメとして上手くまとまっていました。
バトルヒーローもの好きな方にはかなりおすすめです。

投稿 : 2015/04/20
閲覧 : 261
サンキュー:

13

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