ようす さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「事件は1つ。だけど物語はそれに関わった人の数だけあるのだ。」
「デュラララ」と原作者が同じ作品です。
デュラララは好きなので、こっちも気になっていたんだよね♪
ストーリーの構成など、似ている部分もあるけれど、こっちのほうが話は難しく感じました。
タイトル「バッカーノ」は、イタリア語で「馬鹿騒ぎ」という意味だそうです。
うん、確かに馬鹿騒ぎだったなあ(笑)
「ひゃっほーい!」というおバカな馬鹿騒ぎです。
あ、でもイカれている登場人物が多いので、お気軽に笑える雰囲気ではないですww
全13話。
(+番外編が3話ありますが、そちらは未視聴です。)
● ストーリー
主な舞台となる時代は、1930年~1932年。
舞台はアメリカ、かな。
多数の登場人物が織りなす群集劇(いろいろな人物の視点から物語が構成されていく)です。
なので、ここで主なストーリーのあらすじを語ることはできません。
終盤までよくわからない話だなあ…と思いながら観ていました^^;
1話の中ではよくわからなかったことが、次の話の中で「ああそういうつながりだったのね。」と補われていく。
だから、「??」となっても、気にせず次の話に進むといいみたいです。
それでもストーリーについていくの、必死でしたが(笑)
最終話に近づくにつれて、だんだん物語が完成したり、登場人物たちのつながりが見えてきたりしました。
13話の中で大きく2つのストーリーが同時進行しています。
1つは、マフィアに関わる話。
もう1つは、大陸横断列車「フライング・プッシーフット」での事件。
共通した登場人物も出てきて時系列が混乱するんだけど、
あくまで2つは別のストーリーだと思って観たほうがいいみたいですね。
最終話まできてようやく(2つの話のつがなりと合わせて)物語の全貌が見えました。
2周目を観れば、1周目よりぐーっと楽しめそう。
結構グロいシーンも多いです。
そういうシーンで大いに馬鹿騒ぎしていますので。笑
指がとんだり、文字通りハチの巣にされたり。
銃で撃ったり撃たれたり、殴ったり殴られたり、そういうシーンが多い。
しかもなかなか残虐。描かれ方もストレート。隠しません。笑
こういうのが苦手な人にはあまりおすすめできないです。
自分も苦手なので観ているの辛かったです^^;
きれいにまとまっているようにも感じましたが、
気になる話や「結局どうなったの?」という、欠けているピースも多いです。
続編があるなら観たいなー。
● キャラクター
馬鹿騒ぎに参加する登場人物は、多いです。
名前が全然わからないままどんどん登場してくるから、相関図が全然頭の中で描けなくて困りました(笑)
それでもなんだかんだ、好きな登場人物も多かったな♪
私はジャグジーが1番好き♪
泣き虫たる理由がかっこよすぎるじゃないですか!!
本作の語り部のような存在のアイザックとミリアが登場するとものすごく安心しました。笑
この2人の話だけはわかりやすくて気軽に観れるので、ほっとします。笑
2人の夫婦漫才も大好き♪
それにしてもミリアかわいすぎね^^
● 音楽
そもそもこの作品に関心を持つきっかけとなったのが、OP。
あにこれで「かっこいい曲」と教えてもらってから、すっかりお気に入りの一曲です^^
【 OP「Gun's&Roses」/演奏 - Paradise Lunch 】
歌詞のない曲。
ボーカル有バージョンも存在しますが、私はなしのほうが好きだな♪
OPかっこいいわ~。何回聴いても聴き入っちゃう♪
ナイスジャズです♪
デュラララと同じく、OPの途中でハイライトシーンが流れる回もありました。
この構成好きだからうれしかったな^^
● まとめ
終盤までストーリーがよくわからないまま視聴を続けてきましたが、
とりあえず完走してストーリーの全貌、つながりが見えて、おもしろさを感じることができました。
2周目に入ると本当の意味で楽しさや良さがわかりそうな作品なので、
真の意味で楽しめたとは言えないのが心残りかな。
いつかアニメを観ることに余裕ができたら、ぜひ2周目を観たい作品です♪