Kuzuryujin さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
復讐劇と学園コメディのコラボ
面白い作品だとは思いますが決して傑作とは呼べない。
一番の理由は、設定を近未来の日本にしたこと。
これは不快極まりない。せめて日本に酷似した架空の国にして欲しかった。
次に侵略されたことは良しとしても日本再興の要素もないまま物語が終わってしまったこと。
テーマは復讐劇がメインなのでそうなったのも解らなくはないですが。
実在の我らが母国、日本が侵略され国が解体され
植民地「エリア11」とされ「日本人」から「イレヴン」の蔑称を与え、
奴隷のように日本人を扱う「神聖ブリタニア帝国」とやらのキャラは
良識派も含めすべてが嫌いでした。
そのためブリタニア軍に所属した枢木スザクは日本を裏切った者として
最後まで好きになれず。
それでも、最後まで観れたのはルルーシュのキャラの魅力と
学園生活の平和でコメディとしてもかなり笑える部分があったから。
気分悪くなるので観返すことはないですが
物語としての構成力は素晴らしく最後まで目が放せなかったので秀作とは思います。