泉たける さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
攻殻もどきじゃないよ
SF刑事モノという感じでしょうか??
攻殻みたいなサイバーパンクじゃないですけど、雰囲気は似てるかもしれません。
たぶん、攻殻好きな人なら見てて面白いって思えるかも??
刑事モノとしてみても面白い作品です。
新米デカが仲間に支えられながら、困難な事件に挑み、成長していく。そういう要素が強いので、そのあたりが攻殻とは違うかな??
うーん、攻殻でいえばトグサを主人公に据えたら、同じような雰囲気の物語になるかも??
また、世界観がかなりディストピアで、さらに事件もグロい描写が多いので、攻殻のようなすっきりさはあまりないかもしれません。その分、そういう世界で生きていかないといけない人々の理不尽さとか、キャラクターが抱いている感情に移入しやすい気がします。攻殻はもう少し現実寄りの世界観なので、世界観をベースにしたキャラクターへの感情移入がピンぼけしちゃうんですよね。
サイコパスは、今の現実を越えて、ディストピアになっている世界を設定してるので、世界観がもう少しわかりやすいからピンぼけしない。世界観がボケないからキャラクターがその世界にどんな感情をもって生きているかを想像しやすい感じがします。
というように攻殻と似てる雰囲気ですが、また違う魅力がありますので、もし攻殻好きな方は是非見てください。
もしも攻殻もみてなーいという方でしたら、2作品とも見て、似てるけど雰囲気が違う感じを味わってみては??
追記
ストーリー:あんまり謎かけ的な要素はなく、伏線とかもわかりにくいものがないので、深く考えなくても話についていけます。
群像劇要素が強いので、刑事ドラマを見てる感じでみれます。ドラマだとケイゾクとか、ストロベリーナイトみたいな雰囲気??
謎解き要素はなくても、ストーリーは良く練られてるので見応えはあります。
音楽:ストーリーを邪魔しない、しっかりと盛り上げていくのが良い点ですが、反面、あんまり印象に残る曲もないので、音楽を前面に出してる感じではないですね。
キャラクター:群像劇要素が強いおかげでキャラクターの役割がしっかり分けられてるから、みんなキャラ立ちしてて味があるキャラクターばかり。
作画:リボーンの人と同じ??個人的にはあの目が特徴的に描き分けられてて好きです。キャラクターの瞳の描き分けはこの作品の大事なポイントです。
ただ、各シーンの構図での見せ方がもう少し大胆な個性を出してくるともっと唸る作画になるかも?