Baal さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
過去の出来事の真実は如何に。突然大きく動き出した彼らの先に・・・
アニメ監督・飯田馬之介とアニメ制作会社・ボンズ
によるオリジナル企画で制作された劇場アニメです。
全六章の第五章です。
風見瞬の行動によってファンタジアム・ガーデンの
居場所がわかってしまう。瞬はサイボーグとして
肉体を支配され、意志と反してガーデンの能力者
達を攻撃してしまう。その時彼は自らの意思で
{netabare}自らの異能の力を発動させ、組織の
干渉を受け付けなくして{/netabare}クオンと
共に戦います。しかし{netabare}クオンが倒され、さらに
ガーデンごと彼ら二人を爆撃し消息不明と{/netabare}なって
しまいます。そうして騒ぎが拡大しつつある中
の後からこの物語は始まっていきます。
{netabare}瞬は生き残り、他のガーデンの仲間たちを
探してそして組織から逃げながらあたりを彷徨う
ことになってしまいます。一方ガーデンの仲間たちは
協力者の元に何とか無事に逃げ込むことができて
いました。その時クオンは穴に落ちてとあるものを
見てしまいます。さらに協力者の神無月はなんと
組織の中にいて、そのリーダーと話をしていたの
だった・・・{/netabare}
こんな風に始まっていきました。
この物語はクオンの過去の出来事にまつわる話と
なぜ組織はこのようなことをするのか、そして
神無月がなぜ協力するのかなどが盛り込まれた
怒涛の展開の連続でした。
今までのから、打って変わったかのように物語が
もすごく一転二転とする感じがしました。
それぞれが様々な過去の出来事や今あるものを
抱えながら、生きていてでもそのことは簡単に
明かしてはいけないことなのかと思いながら
それでもその信念に揺ぎはなく、ただその思い
を胸に戦う感じがよかったです。
全体として一気に面白さが増してきたように
思いました。今までの章での謎や何かを示唆
するような描写が突然それぞれの歯をかみ合わせ
始めた、次々と新たなかみ合わせを生み出して
どんどん回転を始めていたかのようでした。
次が最後の第六章でこの千年生き思ってきた
クオンは一体どうなるのか本当に楽しみです。