esso-neo さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
遅すぎた
東京で戦争が始まる―――
この作品が作られる前に戦争が始まっていた。だれかが「反戦アニメ」なんていってたかもしれないがとんでもない。
ながったらしい押井節でも耳を傾けたくなってしまう。東京開戦の惨状の生々しさが戦争と平和にたいする認識はどこから始めるべきか考えさせられる。
またNHKBSでやればいいのに。
2015年1月追記
いよいよ、実写番のネクストジェネレーションが終わりを迎えようとしている。これまでの話はといえば、TVシリーズの焼き直しという軸があるにせよ、回をますごとにだんだんと洗練されているのがわかる。あれらはやはり実験の役割もあったのか。よく、レイバーでやるな、これではレイバーの存在の意味がない、レイバーじゃなくていいという意見を聞くが、EP0でシゲさんがああ言った以上ファンは釘付けになるし、レイバー"98式AV"は作中必要不可欠となった。この劇場版の続きが見れるだなんて誰が予想しただろう。あの劇場版はレイバーなどいらなかったのか?しかし特車2課は、後藤達は必要だったはずだ。パトレイバーの中枢を担うのはレイバーじゃあないのだ。あれは人々を描いた結果生じた傷跡ぐらいに思っておいた方がちょうどいい。その必要のない、しかし魅惑的な傷に見惚れるのも確かだが、その傷ができる過程こそこのパトレイバーという作品なんだ。
「俺だってそうだよ!」