退会済のユーザー さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
2003年版と比べて無理矢理ハッピーにしてくるのが不自然、バトルが終われば皆仲間!的な何かw
前作は、戦争ならではの肉体的にも精神的にもグロいシーンなど表現しにくい所までしっかり表現されていて、
復習、絶望、禁忌である意味など、シリアスなシーンに引き込まれたものですが・・・
これは何だ!?ふざけんなと言いたくなるレベルだw
前作は持ち上げてから絶望に叩き落すようなシーンが多いのですが、今作はシリアス→ハッピーに無理矢理つなげてくるので不自然
他にも、前作では根拠があって起きた事象、出会うべくして出会った人までが今作ではエピソードが無いまたは薄く、軽い雰囲気に改悪されています
(特に2003年度版ではお気に入りだったタッカー編がゴミ)
要はキャラや展開が前作と比べ、青少年に悪影響が~とかいうクソな団体に「ろ過」されたせいで、重要な部分、暗く重い部分や人の痛みを学べる部分が丸々削ぎ落とされてしまったような感じ
おかげでキャラの内面的な個性は比べ物にならない程劣化し、重要なキャラも唐突に出てきやがります
その代わり寒いギャグシーンがプラスされてます
あと門(真理)も何なんだ、あの終わり方?無理矢理にも程があるわ!結局そんなんでええんかw
対価、等価交換の理屈があやふや過ぎて論理的じゃないので引き込まれない
バトル作画に関してはなかなか良かったんですが・・・
こちらの方が原作寄りらしいですが、こっちは良くも悪くも少年誌らしい頭がハッピーセットなアニメでした
たいていは原作寄りのアニメの方が面白いのですが残念です
やはりタイトルに書いたように、みんなのチカラを集結して脳筋バトルでかめはめ波みたいなのが最悪です
上記の理由から2009年度版は酷評していますが、他の量産アニメと比べたらそれでも面白い作品であることは確かです
ですが、本格的に全編見通したい人は2003年度版→2009年度版の順で見ることを強くオススメします
2009年度版は、例えばヨキなどの細かいキャラのいきさつは端折っていますので
ちなみに鋼の錬金術師のバカ売れ+ブームのきっかけを作ったのは2003年度版との事らしいですが、そりゃそうだろうなと思いました