もふ(´-ω⊂゛) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
重いテーマが直球に描かれてて個人的には好きでした(^^)
内容に関してはいろいろと思うところはありすが
{netabare}
とにかくなぜ音無くんが医学部受験するのに医学書で勉強してるのかが疑問でした。
とりあえずセンター受けるんだったら数学の参考書とか開いたほうが良いのでは?
医学書の内容はかなりの確率で試験に出ないでしょう。
よって、あの日無事に試験受けられたとして確実に落ちていたと思います。
いったいどこの医学部を受けたかったのだろうか。
わざとなのかスタッフのリサーチの甘さが出ちゃったのかはわかりませんが。
{/netabare}
全体としては良かったのですが。
ちょっと内容があやふや。
追記
レビュータイトルを
{netabare}
音無くんが医学部受験するのに何故医学書で勉強してるのか凄く疑問
{/netabare}
みたいなかんじにしてたんですけど、これは良くなかったですね(>人<;)
タイトルが弱ネタバレでした。
と、いうわけで少し追記とタイトル変更。
先日、大学の講義で
題名をスルーせずにどうしてそう付けられたのか考えてみましょう
といったことを言われ。
そのあと、なんとなくエンジェルビーツのタイトルについて初めて考えてみました。
で、初めてタイトルの意味と巧妙さに気づいて おお! となった次第です。
全て私の勝手な解釈なのですが、{netabare}
Angel Beats!
ですから単純に 天使の鼓動
鼓動と言えば心臓
天使の心臓は音無くんのもの。
心臓・鼓動から命が見えてくる。
つまり天使の命は音無くんの命であり、これは命の繋がりのようなものを表しているのかなと思いました。
自分の命が誰かの命へと繋がっている、また自分も誰かの命を繋げてもらって生きているという感じだと思いました。
天使の心臓は音無くんから移植されたものという最後の結末でタイトル回収したなと思います。
友人に初めてエンジェルビーツのタイトルの意味考えてみた!といって報告したところ
私はBeatを打つと思ってた。なんか戦いを連想するから天使の戦いみたいな意味と思ってた。
と言われました。
なるほどそれも面白い。
戦いで考えると、天使と闘う・天使を打つで序盤の展開に合いますし自然だと思います。
これを天使の戦いにしてみても合うと思います。
天使は皆んなに成仏してもらおうとずっと1人で戦い続けていたわけですから、本当の主人公は彼女なのかもしれません。
そんなこんなで、タイトルの意味を考える面白さに気づいた次第です(=゚ω゚)ノ
それは置いといて、内容について少し書きます。
物語について
私は(たぶん)key作品が好きじゃないんですよね(^^;;
嫌いとかじゃないんですけど、どうも合わないというかギャグが寒くて別に感動もしない、です。
いつもふーん(・ω・)で終わってるんですけど
ただ、この作品は面白かったと思ってます。
天使ちゃんが実はいいやつっていう展開が面白いと思いました。
俺たちは何と戦ってるんだ?
と次第に音無くんが疑問を抱き始めるあたりから少しずつ引き込まれました。
扱っているテーマは命でとても重いんです。
訳あって死なねばならなかった若者、それも生前の記憶があり死の瞬間まで覚えているような子たちのあり方や、その苦しみなんかは完全理解できるものではないです。想像でしかないです。ですから実際にそうなったこともないような身としては同じ想像で描かれた彼らの姿や行動、感情にどうあってもケチなんて付けられないと思いました。この作り手はこう想像したんだな、と思うしかないと。
死後の世界でまで言われるがまま動いてたまるか、自分たちの意思で自由にこの世界では過ごしたいと争う姿がなかなか痛々しい。
結局、死と向き合って自分の葛藤などが解消されれば成仏していく、学校はそのための舞台ということでしたかね。そして、天使は皆んなにそうなって欲しいから1人頑張っていたと。
うーん、なんとなくこの学校・世界は死ぬ準備?というかそういうの無しに死んだ彼らの心の準備期間のように思えます。
若くして理不尽・唐突に死んでしまった彼らには死を受け入れるための何かが必要だったとかですかね。
いろいろと想像が膨らみますし、そんな意味でおもしろいなと感じました。
終盤はかなり展開早くて続々と成仏していったんですけど、そのへんの詳しいところなんかはコミック版なんかで出てるんですかね?
はじめから
アニメ化→あえて1クールで最低限を描いて残りはコミックで発売する予定
のような計画だったんだと思います。知らんけど。
問題のギャグに関してなんですけど、そこまで笑った記憶はありませんがいつものkey作品より遥かに笑ったと思います!
泣ける泣ける!と言われていますが、100%泣けるとかではないので(そんなものはない)優しい目で見てください(^^;;
ちなみに私はなんでだかは忘れてしまいましたが泣けましたb
キャラについて
はっきり言って多い!
そんなに必要だったのかなと思うことしかないですが、先述したようにはじめからコミック版で各キャラを掘り下げた内容で発行する予定だったとすれば納得できます。
アニメだけ見ると不必要に多いとしか言えないのですが(^^;;
作画について
さすがのP.A.WORKSクオリティ。素晴らしいです。
特にガルデモのライブシーン。
ここの会社は本当にCG使うのがうまいですね!私はCG嫌いなのですが、ガルデモのライブシーンにいたってはそのCGすらかっこいいと思いました。
京アニのハルヒに続いてガルデモのライブシーンが好きなのですが、緻密に丁寧に描いた京アニと比べると、よりリアルなライブに近い臨場感を重視しているように思いました。M◯テなんかでみそうなカメラワーク(=゚ω゚)ノ
音楽について
ガルデモの曲がとにかくかっこいい!
Crow songが一番好きです。入りがかっこいい。
声優について
豪華でよかったと思います。
個人的に、ラジオでキタエリがやってた緒方さんのモノマネが面白かったです(=゚ω゚)ノ
{/netabare}