runa21 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人間の適応力
表現者というのは
大変ですね。
自分もここ(あにこれ)で
かってに偉そうに書いていますが、
例えば、
ある監督さんの作品
「前の方が面白かった」
某アニメ制作会社の作品
「初めて見たときはすごい演出だと思ったけど、
慣れてくると、真新しさがなくなっていた」
某作品
「前に見たあの作品と内容が似ていた」
などなど
全く知らない赤の他人に
勝手に判断されるんですから。
「どこかで見た感じ」
ではなく
「自分らしさ(オリジナリティー)」
が必要で
しかも
自分の過去作品よりも
新しい作品が
過去作品を越えなければならない
他人作品だけでなく、
過去の自分の作品すらも
ライバルになってしまうんですよね。
そのプレッシャーは
すごいものだと思います。
半田清という主人公は、
自分の作品をつまらないといわれ、
衝動的になってしまい
それが原因で離島へと行かされてしまうのですが、
離島へ行くことによって
彼の世界が広がっていきます。
父親が有名な書道家で、
半田清も当然のように書道をやってきて、
彼の世界は書道を中心に
ながれていました。
しかし、
離島では、
今まで習字しかなかった
周りの環境とは全く異なります。
そして、
紙にしか書いたことがなかったのに
船に書いてみたり、
子どもたちに習字を教えてみたり、
子どもたちと一緒に遊んでみたり・・・。
習字しかなかった世界が
一変していきます。
それにしても、
都会の人間が
離島で暮らしていくのって
大変なのよ・・・。
そして習字しか知らない人が
いきなり離島で一人暮らしをしなければならなくなって、
とにかく大変なはずなのよ。
でも、彼のすさまじい適応能力の高さで
何とか乗り越えていきます。
もちろん村の人たちも
彼を支えていくんですが。
そんなコミカルなお話が好きな人には
おすすめです。
OP、EDともにいいので、
飛ばさずにしっかりと見てください。
あと、余談ですが、
原作で運動会があるのですが・・・。
あの話やってほしかった~(泣)
あの話一番好きですww
続きやることがあったら、
ぜひやってほしいエピソードですね☆