たんぽぽの花 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
第3期は三鼎[みつがなえ]
さて、地獄少女も3期に入りタイトルは三鼎[みつがなえ]
この意味は、3人もしくは3勢力が違った所から物を見ると言う意味ですが
3人?3勢力?
2期から約10数年経った感じです。
閻魔愛は2期の最後に人間に戻り死んだと思われたが、実はまだ解放されていない。三度地獄少女として現れる。しかし今回は閻魔愛は『ゆずき』と言う少女の体内から現世に姿を現す感じで描かれている。
内容は学校関係が多いのだが、愛の仕事は変わらず地獄流し。しかし、それを今回はゆずきも感じ取れる。意味はあるのか?最終話まで見ると解かります(笑)
ただ、人の業は常に時、場所、人を選ばず狂った歯車が徐々に機械を壊す様に人間関係や、異性関係なども同じように少しづつ狂って行く。
それは、誰か悪い時もあれば、そうでない時もある。3期ではそんな事を描写して見せている感じがします。自業自得とまで言えませんが、それに近い事が3期では数多く有り、悲しい想いをする人達が様々な事を考え、恨み、許す。こんな展開は2期までの地獄少女では無かった話が多い気がしました。最後の最後に愛が取った行動、人としては生きず。それぞれの立場をみんな選んだ結末が少し悲しい感じがしました。
うんちく~
地獄少女って結局必要なのか?その1つに疑問が大きく別れます。
もちろんフィクションですが、人の恨みや妬みを変わり地獄に流す。
そして流した者は死んだ後地獄に行く。感じ的に変わった作風のアニメでは有りましたが、死を恐れるのは人が人で有る為の物です。この作品で色々な有りうる恨みや妬み、恐怖はフィクションだが、実際に生きている人も持たなければならない物も多く描かれていた作品だったと思います。
見た事の無い人にはお勧め度は★4つで。
見て考える事の大事さがこのアニメには有ります。ぜひご覧になってください。