葉都 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
視聴者を選ぶと思う
OP映像で惹きこまれる人は多いと思います。ぞっとするほど美しい絵と歌声です。
ストーリー全体としては、切ない恋物語といった感じでしょうか?ヒロインは人にはない能力と、外見と、人類を滅ぼすことのできる遺伝子を持って生まれた少女・ルーシィです。
それを理由に迫害を受け、研究所で拷問に近い研究を繰り返された少女が研究所の人間を何人も殺しつつ逃げ出し、主人公・コウタと出会うところから物語は始まります。
ルーシィは逃げる途中で頭に受けた傷のせいで記憶を失い、にゅうにゅうとしかしゃべれなくなっています。
このようなアニメだと日常回のほのぼのに癒され、シリアス回で泣かされ、というのが常でしょうが、このアニメでは圧倒的に癒し要素が足りません。
グロアニメとしても有名な今作は本当に、殺人シーンの描写がグロいです。腕やら足やら頭やらが能力によっていとも簡単に切り裂かれていきます。(私は怖いので目をそらしつつ見てましたが)
日常の暮らしのシーンを見てもお色気シーンを見てもなんだかそれどころではなくなってしまうほど惨殺シーンが強烈ですので・・・うーん。名作ですけど視聴者は選ぶと思います。
純愛ものではあるので、そういう意味で泣ける要素もたくさんあります。切ない話が好きな人にはお勧めできるストーリー展開かと。
グロが苦手な方は私のように戦闘シーンだけ目をそらしつつ見るのも手かもしれません。
結末があまりはっきり描かれていないので、もやもやしたラストを雰囲気で楽しめない方はちょっと不完全燃焼に終わってしまう気もします。
途中ウッと思う時もありましたが、私はこのアニメが好きです。