ローズ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ゆるキャラグランプリには魚心くんに一票を
主人公は普通の女子校生の宇佐美奈々子(うさみ ななこ)。
流川市市役所に勤務する叔父に頼まれて町おこしのイベントにバイトとして出るように。
そこで学校の先輩の小日向縁(こひなた ゆかり)と出会い、
奈々子と縁はコンビを組み、流川市をPRするローカルアイドル(ロコドル)として活動する事となった。
他の作品と違うところは普通のアイドルではなくロコドルである事。
芸能界を生き残るために努力するアイドルではなくて地域密着型のロコドル。
地元のイベントやケーブルテレビ、害虫駆除のレポートなど地味ではありますが地元のPRのために頑張っています。
ゆるキャラとして登場するのが魚心くん。
のっぺりとした姿格好ですが、とても愛嬌があります。
宙返りした事には驚きましたがw
魚心くんの中の人を映してしまうのは夢がないですが現実的ではあります。
地元の仕事だけでなく、ゆるキャラが集まる運動会にも参加したり活動の幅が広いです。
リアルの世界でも、ゆるキャラグランプリにエントリーするなど本作品の広報にも活動しています。
奈々子と縁の流川ガールズと魚心くんで地元PRのための活動。
最近は地方の過疎化が問題になっていますからね。
地域密着型の地元のアイドルを作り活動させるというのは、とてもいいアイディアだと思います。
しかも報酬は時給制。
その時給も税金から出されています。
かなり現実味のある設定ですが、そこがポイントでしょうか。
本作品を視聴している人に対して、もし地元を活性化するためのロコドルがいたら等、親近感を持たせる事に成功しているでしょう。
本作品には毒が無く、ゆったりとした気分で見る事ができます。
少し緊迫感のある場面もありますが、全然気になりません。
家族団欒の時でも安心して視聴できる作品でした。