オキシドール大魔神 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
PLAY THE GAME
個人的アニメ化満足度だと、ナンバー1かもしれない。
それくらい素晴らしい出来。
まずOPについて。
今回、映像のマイナーチェンジはないが、迫力は満点。イントロから吾郎vs寿也、からのタイトルロゴ。キャラ紹介と家族と清水を写したら、もうそこからは野球シーンばかり。田代が立ち上がり、内山がしっかりキャッチ、藤井が好守、大河がスタイリッシュなフィールディングをして、宮崎がしっかりキャッチ。マネージャーが喜んだ直後にサビ、眉村が一年トリオを三振させ、海堂メンバーからの江頭。今度は吾郎の全力投球で小森、唐沢が空振り、山根、香取の投球に、吾郎がホームラン、喜ぶマネージャーの乳揺れ。最後におとさんの写真。「恥じない貴方」から、聖秀vs海堂になっているし、「もう止まれやしないんだ」から、吾郎無双が端的に示されている。この辺は1期OPと同じ構成だ。OPから興奮が止まらない出来になっている。
本編は、本来の時系列的には2期時点でやるはずだった父親引退をこの3期でやったり、セリフや印象的シーンの挿入タイミングを入れ替えたり、綾音加入や涼子出演などちょくちょくオリジナルを入れつつも、おおむね原作通り。綾音の存在はどっちでもいいと言えばどっちでも良かったのだが、声優が茅原実里だし、キャラ自体も可愛いので、居て損はなかった。涼子は上手く使っただろう。原作だと指を怪我している大河がスライダーを投げて香取対策をするが、正直痛々しかった。その点、涼子という健常者でスライダーの練習をする展開により、痛々しさを回避できた。
元々感動できるメジャーだが、今回はBGMや声優の演技力によって、それが際立っていた。三船戦において、藤井がタイムリーを打つシーンはなかなか。声優、BGMともに歴代最高なのではないかと思う。
EDは前期は明るく、後期は切ない。どちらも上の下。
原作を壊さない程度のオリジナルを入れるのが上手すぎる。