退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
混沌としたサバイバルゲームinコンクリートジャングルの行く末は如何に。
出ました。「未来日記」でございます。
このお話は、とにかく「日記所有者」を中心としたキャラクター達がカッコいい訳であります。
殺伐と、それでいて混沌とした日常の中に、それぞれのキャラクターの「正の面」が垣間見える。
完全なる異常の中に巻き込まれた者たちが、追い求めるモノとは何か。
ある者は「愛」。ある者は「命」。そしてまたある者は「正義」。
誰かの為に何かを追い求める行為そのものに、悪意が存在する筈が無い。
彼等の主張はどこか捻じ曲がっていようと、そこには確固とした意思が存在する。それらが社会的に見て正しいか否かは置いといて、それらは私の視点から見れば「カッコよく」映る訳です。
さて、そのような「モノ」、即ち「願い」を叶える為に「未来日記」というシステムが存在します。
日記のシステム.......{netabare}「未来日記を所有する者」、即ち「日記所有者」は12人存在します。
バトルのルール等もごちゃまぜにして、情報を提供したいと思います。
・所有者の中で最後に生き残った者が、次期の「神」となる権利を得る。
・日記の形態は「携帯電話」「日記帳」「ボイスレコーダー」など様々。ただし、いずれも破損すれば所有者の命は失われる。
・日記所有者としての権利の譲渡は不可。
主なルールやシステムとしてはこの程度です。{/netabare}
このようなルールの上で、命懸けのサバイバルゲームが行われる訳です。
ちなみにこのお話、主人公とヒロインが中学生であり、彼等の用いる武器も、最初はダーツ等、身近に存在するモノが殆どなのですが、物語が進展するにつれて {netabare}「日本刀」{/netabare}や {netabare}「閃光手榴弾」{/netabare}、果ては {netabare}「銃」{/netabare}......といったモノへと所有武器が変化していきます。
それにつれて、彼等の精神も大人へと変化していく。
色々と思い悩むことの多い中学生なら当然でしょうね......。
ついでに言うと、ヒロインがとっても病んでます。
「ヤンデレ」の発祥はこの作品で有るとのことです。やっぱりな。
そんじょそこらのヤンデレヒロインを超越しています。
古今東西、幾多ものヤンデレの定義が存在しますが、この作品における「ヤンデレ」は、それらを超越していると言わざるを得ないです。
命懸けで敵を嬲り殺しにしてくれるヒロインが好みな方はどうぞ。
ある程度の残虐性はありますが、とても見応えのある作品だと思います。
日記所有者達の繰り広げるリアリティのあるバトル、そしてそこに存在する目くるめく人間ドラマの数々。
最後に、人々は何を思うのか。
グロテスクなブツとヤンデレが苦手で無ければ、是非ご視聴下さい......!
\(●)/<カッコヨイダロー