Lovin さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
観た感じ
■概要{netabare}
原作:しろ(「月刊コミック アース・スター」連載)
監督:山本裕介
脚本:山本裕介
キャラクタデザイン:松尾祐輔
制作:エイトビット
話数;1クール全12話
ED:「スタッカート・デイズ」
by あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)
{/netabare}
■感想
原作漫画は未読でTV放送を視聴。登山を啓蒙する話。
幼い頃ジャングルジムから転落して骨折、その結果として高所恐怖症を患った主人公は、次第に内向的な一人遊びに没頭するようになり、気が付けば周囲から友人の姿はなかった。自身はそれでも構わないと、高校に進学しても相変わらすの毎日を過ごしていた。
それを見兼ねた幼馴染が、「山に登ろう」と強引に主人公を連れまわし、遂には自宅に招き入れる。其処には幼馴染の父親の登山用具が並べられており、眺めているうちに幼馴染が高揚し、いきなり「思い出の山」に登ると言い始める。父親は「まずは知識を身に着けてから」とそれを窘め、庭にテントを設営し始める。
3分程度の作品だがストーリーがあり、主人公が登山に対して徐々に興味を持ち始める姿が描かれる。
放送当時、私はこの作品に対しての思い入れが余り無かった。正直BGMと言わざるを得ない扱いだった。5分のうえに展開は速くないので、1話辺りの濃度が低かったからなのか、色々考えたが理由は良くわからない。
正直レビューとしては反則だと思うが、この作品の良さには2期で気が付くことになる。私にとってこの作品の2期は、ある意味新たな選択肢を与えてくれたと思う良い作品だった。現在視聴中の2期在りきという理由ではあるが、再度1期を観直すことで本当の面白さと、もう少し長い尺のほうが良かったと思う残念さに気が付いた。
とは思いつつも、そういう心構えで視聴すれば全12話がアッと言う間に終わってしまうくらい引き込まれる。登山用品店の店員は、現実には考え難いほどに親切だったり、高二+高一×2+中二のメンバーで一番女子力が高いのが中二だったり、1期ではハイキングやBBQといったライトな活動ばかりだったりだとか、きちんと観れば十分思い入れの持てる作品だと言うことがわかる。
最近登山者のマナーが云々と耳にするが、この作品に登場するキャラのマナーに関する描写は無い。登山に興味を持たれる方の入門書としては内容が薄いが、マナーを守ろうという雰囲気は溢れているので、そういう部分はこの作品から十分に学んでほしいと思う。
■蛇足:{netabare}
何か、書き始めたときのテンションが下がってきたので最後は投げやりになってしまった。
しかし、久しくキャンプなど行っていないが、BBQを観て懐かしくなった。
私も以前は、年二回ほどコンセント+湯沸かし器付き炊事場のあるオートキャンプ場に行っていた。
其処での私の担当はカレーの調理で、9人が集まった際は持参した炊飯器がフル稼働したものだ。
軟弱キャンプだったが、のんびりと漫画を読み、夜はBBQで盛り上がり過ぎてよく注意された。
{/netabare}