「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE(TVアニメ動画)」

総合得点
65.7
感想・評価
607
棚に入れた
3229
ランキング
3218
★★★★☆ 3.5 (607)
物語
3.5
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.6

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ネタバレ

アニメ視聴記録置き場 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

8話まで見た。

1,2話は都合が付けばそのうち書くかも

8話「闘争の鐘」
武道大会の途中で白組、ヴィヴィ組も特別ルートに誘導され、黒チャイカの鎮座する闘技場へ。ヴィヴィはジレット様と戦ってなんか知らんが正気に返るジレット様。トールは赤組と戦うが、赤チャイカがダヴィードを気遣って棄権、続けて出てきたシンとのサシに負け、白チャイカが連れていかれるといった辺りまで。
シナリオがやや残念な感じ。黒チャイカの思惑が不明なままに、都合よくキャラが動かされては用済みとばかりに去っていくのが納得感に繋がらないのだろうか。ただ、赤チャイカに関しては絵も込みでちょっと良いなと思った。ハルトゲンさんもチャイカに生きる意味を見出すという意味ではトールと似たようなものかもしれない。
風雲たけし城みたいなアレは「バカにしてる」と登場人物が代弁してくれたので良いとして、ロープを切られて落下しそうになるのなら、ぶら下がってる状態から移すのじゃなくて、その直前の部分から描くのが王道だと思うんだけれどな。吹っ飛ばされて倒れるヴィヴィやトールが妙に薄っぺらいのも気になった。残り2話で綺麗に畳めるのかしら

7話「黒い思惑」
アキュラ兄妹は城に潜入するも、ハルトゲンに仕える兄弟子シンに遮られ遺体を盗み出すのを諦める。ハルトゲンの元にニーヴァを届けたギー。そこには黒いチャイカの姿が。白、赤、ヴィヴィの3組はそれぞれ武道大会を進もうとするがといった辺りまで。
我は鋼なりって唱えてから水没するのちょっと面白い。お城の地下にあんなアトラクション要素を仕込むメリットはなんだろうw
戦争をやりたくてたまらない偉い人が物語を動かすパターンが何度目かは忘れたけれど、フレドリカがアカリに尋ねたように、戦乱の後に訪れた平和に対してどう向き合うかがこの作品のメインテーマなんだろうな。世界を掌握したら、それはそれで戦がなくなるけれどハルトゲンの人はそこの所をどう考えてるのだろう。武術大会という一定のルールの下での闘争は、この問題の解として成立してるのが少し面白い。トールはチャイカというよすがを手に入れてしまったけれど、アカリはどうなるのだろうか。
青チャイカに雰囲気の似てる黒いチャイカが丹下さんで、牧野→丹下とCLAMPの血脈が生きているなーと。ドミニカの姿をしたフレドリカは久しぶりで、声色は昔に戻しつつも、抑揚は猫フレドリカという演技をきっちりこなす千和流石。

6話「狂気の城」
白隊、赤隊、ジレット隊の3組がハルトゲン公国に到着し、それぞれのスタイルで武術大会に備える。遺体を盗みに行ったアキュラ兄妹と別れたチャイカは、ニーヴァがギィに連れられて立ち去る所にでくわす。

一応は助けてもらっておきながら、情報はぺらぺら喋る亜人のお2人。レオナルドの人は声が枯れてる気がしたので風邪でも引いたんだろうか。トールが己のアイデンティティを放り投げてチャイカに盲従するなか、スタンスを変えないアカリのカッコよさが際立つ。
大会の予選はエリア内で一定数他者を倒せば合格とかなんだろうか。フルアーマー装備でも敏捷なニコライ隊長かっけーです。ジレット君はよくわからんね。ギィは他者の精神には干渉できても物理的には無理っぽい。そんな回りくどいジレットの救い方だった。さて、後4話。終わるのかこれ?

5話「皇帝の遺産」
イズマッシュ隊の雑な捕縛からそれぞれが抜け出し、紅白チャイカ+謎の少女、トール、アカリ+フレドリカ、2人に助けられたダヴィード達と亜人達の5組が施設内を隠密奔走。島全体をコントロールしてる塔を、謎の少女ニーヴァ・ラーダが変形したガンドで白チャイカが打ち砕いてめでたしめでたし。

絵が全体的に気合入ってたのでボンズ本体が担当したのだろうな。潜入や逃亡の緊張感みたいなのは、ここまで回数を重ねられると乏しくなってしまう。可愛いカットやカッコイイカットが多かったのだけれど、物語への自分の没入度が落ちてしまってるので、あんまり感想が出てこなかった。

4話「蠢く島」
島ではガズ帝国の残党が皇帝の命に従いフェイラの複製実験などを進めていた。赤チャイカ一行は捕まり、白チャイカも捕えられトールが救い出し1期1話冒頭でレイラが話をしていたクラーケンから魔法の理について話を聴いたのち再び捕まる。施設のトップであるイズマッシュからガズ皇帝に娘はいないこと、チャイカ出生の仕組みを聞かされる辺りまで。

話の大筋は今回でバラされたような気がする。チャイカ達が似ていたのはそういう人を集めていたからということになるのがアレだけれど、1期1話の冒頭からの繋がりが明示されたわけだ。今後はガズ皇帝の思惑が明かされて、チャイカが自分のアイデンティティ問題をどうにかした上で、そこに立ち向かうという流れになりそう。
3話の引きがとってもカッコよかったので、4話でほぼ何事も無かったようにみんな無事だと、テレビアニメだなぁと思ってしまう。あと、2期になってから気付いたけれど、チャイカさん落下耐性やたら高いよね。複製されたわけではないはずの亜人の名前に数字が付いたのも意味があるのかな。


3話「迷夢憶えし港」
英雄モーガンが住む港についた一行。殺したはずのチャイカの姿に怯え逃げ出すモーガンを追うアキュラ兄妹。チャイカは港での聞き込みでガズ皇帝の遺産が眠る島があるかもしれない魔の海の存在を知る。モーガンの所持する遺体を入手し、更なる遺体集めを提案するトールと、自分を知るために島に渡り遺産を調べたいチャイカが物別れをし、何だかんだでチャイカはフレドリカに乗って、アキュラ兄妹は船で島を目指す、といった辺りまで。

あらすじが長くなる程度には色々と詰め込まれてた。ちょっと駆け足過ぎて勿体無く感じる部分もある。2話でチャイカがトールに好意を持ってる描写があったので、トールとチャイカが仲違いする場面は物語全体を通しても重要なイベントだったと思うんだけれど、アカリが直後に正論を吐いてる通りで、トールがあんな直ぐにサヨナラを切り出すのに違和感が残った。主人の目的変更を受け入れないサバターにサバターらしさはなくて、それはそれでチャイカを主人とは異なる存在として扱ってしまってるトールを甘酸っぱく描いてるとも言えるんだけれど、それならなおさら丁寧に描写して欲しい場面だった。
水平線が丸かったり直線だったり描写に幅があった。ちゃっかりジレット隊長が登場してたり、1期のオリジナル回で使った大道芸のネタを再活用したり、赤チャイカ達との再会描写が雑だったり、モーガンとの戦闘描写は気合入ってたり、ツッコミどころのいっぱいある面白い回だったのかもしれない。

投稿 : 2014/11/28
閲覧 : 213
サンキュー:

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