退会済のユーザー さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:今観てる
デリケートな心情表現
スイスのクレイアニメ作品。昔流行りましたね。
今、子供と観かえしているんですが
普遍的で繊細な心理表現に挑戦していて、今観ても面白いです。
弟のピンガが産まれる時の、親達が慌ただしい中で、ヤカンが鳴り電話が鳴り、ピングーがどうにかしてと言われるんだけど(多分です、ペンギン語なので)、小さいピングーはどっちから手をつけていいのかわからなくなって泣き出す、とか
生まれて手のかかる盛りの弟に嫉妬して赤ちゃんの真似をするけど相手にされずいたたまれない…、とか
最近のクレイアニメの「羊のショーン」に比べると、造形の仕上げは荒いですが、デリケートともとれる家族内の心情表現や、慰めの優しさの表し方は優れていると思います。すねたり困ったりな様子を共感しながら笑えた後、撫でたり抱っこしたりのケアするシーンがちゃんと見せられています。
動きの表現を見つめてないとわからなくなるので、ご飯時や作業しながら観には向きませんね。
特典映像のメイキングを観るとまたワクワクしてきます。
小物のバケツとか、ありもののじゃないんですね。プラスチック板にドライヤーあてて、バキュームフォーム式で作っている。