退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
優しい気持ちになれるアニメ、なので
フワフワと幸せな気持ちの時に写真に写る小さな光の子供達・・・それが「たまゆら」。
◆この作品の概要は・・・
写真を撮るのが好きな楓と楓の友達たちの日常を描いた優しいほのぼのアニメです。
◆OVA作品との違いは・・・
タイトルの「hitotose」の意味はやまと言葉で「1年」という意味です。
第1話に楓が中学生の時の話から広島に戻ってくるまでを描き、第2話からOVAの後の話を展開。
女の子達一人一人に焦点当てていき、彼女達の夢や成長などの1年間を広く描いた内容になっています。
◆この作品の見どころは・・・
全体的にゆっくりと流れるストーリーや広島の情緒ある美しい風景、優しいキャラデザ、OP曲やED曲と作中に流れるBGMなどに心が落ち着き懐かしい気持ちにさせてくれます。
◆声優陣は・・・
沢渡楓 : 竹達彩奈(俺妹の高坂桐乃)
塙かおる : 阿澄佳奈(WORKING!!の種島ぽぷら)
岡崎のりえ : 井口裕香(まよチキ!の近衛スバル)
桜田麻音 : 儀武ゆう子(青い花の奥平あきら)
◆総評・・・
こういう優しい雰囲気のアニメはすごく好きなのですが、何故か今一つ心にくるモノがありませんでした。
序盤はすごく良かったのですが、話が進めば進むほど印象が薄くなり、OVAほどの心地よさが感じられませんでした。
私が思うにOVAは全4話という短い尺だからこそ良い雰囲気を終始保っていたのですが、1クールの尺にするとダラダラと感じるようになってしまったのでは?と思います。
また同じ佐藤順一監督の作品に「ARIA」や「異国迷路のクロワーゼ」という作品があります。
この2作品はその異国の雰囲気が非常によく描かれていて最後までその雰囲気に酔いしれたまま視聴できました。
この「たまゆら」も負けずに情緒ある広島の雰囲気がよく描かれているのですが印象が薄い。
舞台が異国だとその場所に行くことが難しい為、視聴者はその場所がどんな所だろう?いつか行ってみたいと想像を膨らませます。
これを考えるとこの作品の舞台が同じ日本ということもあって想像力があまり膨らまなかったのかもしれない。
このあたりがこの作品が物足りないと考えてしまう要因となってしまったのか?
とっても優しくて和める作品なのに・・・。