サブアカウント01 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
全G作品を否定し受け入れた全Gの終着点
この作品はガンダムの生みの親、冨野由悠季監督により
過去から現在そして未来までの、全G作品の終着点として作られた作品です。
(↑SD、ビルドなど一部を含まない)
ガンダムの終着点であるこの作品の最終回を見終わると、
全てのガンダムの戦争、戦いはここに行き着くのかーと思うと
少し寂しく、また哀しく、そして嬉しいと、何とも言えぬ感情を与えてくれます。
そんな本作の魅力は「良い意味で無茶苦茶」である所だと思います。
(個人的にはGガン並みに無茶苦茶な気が)
ではどういう点が無茶苦茶なのか。
一つ目
「デザイン」
主役∀ガンダムがダサい(個人的には好きだが子供には受けないだろう)
そして敵MSもダサい。フラット、ウォドム、ウァッド・・・etc
本作で一般目線でカッコいいと言えるのはターンXとスモーぐらいだろう。
商業であるガンダムでこれは無茶苦茶(笑)
二つ目
「世界観」
MSに弓矢、プロペラ機で応戦したり、
兵器以外として使われる主役∀
山に埋もれる旧時代のMS、
この最新文明とアナログな19世紀~20世紀の文明が融合した世界観は
やはり他作品に比べると無茶苦茶であり異色。
三つ目
「個人で動くキャラ」個人的に∀の最大の魅力はココ。
基本的には月VS地球なんですが、実際には個人VS個人。
流されず個人の意思によって戦っているといった印象をうけました。
同じ組織内なのに全く団結が無いというか。考え方が違うというか
なのでそれぞれのキャラの政治的、立場的駆け引きが非常に見ていて面白い
ゆえに話聞けよ!命令無視するなよ!勝手な行動するな!考えて行動しろ!
と思うシーンが多々あり無茶苦茶
と以上
大きく三つの点において無茶苦茶です。しかしそこが良い作品
ガンダムファンなら一度は見るべき作品ではないでしょうか。
残念な点(見る時の注意)
・4クールは長く中盤だれ盛り上がりまでが長い。
・他作品を見ないと面白さが減る。最終話の感動も減る。
・全体的にダサい。面白さ、キャラが少し地味。子供には受けない。
・雰囲気が合わない人には絶対に合わない
・ギンガナムは濃くて好きなキャラだがラスボスにしては終盤でポッと出感がある。
・ディアナ様無能すぎ、王としては失格、諸悪の根源(←まぁ可愛いから好きだけど笑)
・私のローラが可愛い(←これで目覚めそうになってしまった人も多いのでは笑)