mio♡美桜 さんの感想・評価

4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

最高！- PASS！

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総監督 - 本広克行
監督 - 塩谷直義
ストーリー原案、脚本 - 虚淵玄
キャラクター原案 - 天野明
キャラクターデザイン・総作画監督 - 浅野恭司
サブキャラクターデザイン - 千葉崇洋
ドミネーターデザイン - 石渡マコト
メカデザイン - 常木志伸
プロップデザイン - 幸田直子
レイアウト作画監督 - 横田晋一（第6話 - 第22話）
美術設定 - 平田秀一、森岡賢一
色彩設計 - 上野詠美子
美術監督 - 衛藤功二
3D監督 - 佐藤敦
撮影監督 - 荒井栄児
編集 - 村上義典
音響監督 - 岩浪美和
音響制作 - グロービジョン
音楽 - 菅野祐悟
アニメーション制作 - Production I.G
制作 - サイコパス製作委員会
放送期間 - 2012年10月11日 - 2013年3月21日
話数 - 全22話

(以上Wikipediaより引用)

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物語の舞台は今から100年後くらいの日本。
人々の生活はシビュラと呼ばれるシステムによって
完全に統制され、基本的には犯罪が一切排除された世界。
正確には犯罪が起こり得る前にその要因を社会から排除。
ある意味では理想郷。

人々の性格、心理状態などを数値化しその数値を
通称:PSYCHO-PASS（サイコパス）と呼び、
その中でも犯罪係数と呼ばれる数値が重要みたい。
その犯罪係数が一定値を越えると犯罪を犯してなくても
「潜在犯」として扱われ社会から排除される。
その人の就職先から結婚相手まで、強いて言えば
人生までシビュラシステムが決めてしまう、なんとも
言い難い社会なんです。

そんな社会で犯罪組織によって起こされる猟奇的殺人事件
や社会に対するテロ事件。
それに対抗する公安局刑事課一係の葛藤や人間ドラマを
描く、近未来SF刑事サスペンスドラマといった感じかな。

その世界観は最初から最後まで暗く、どんよりした感じで、
残酷で目を覆いたくなるシーンも多いので苦手と思う方も
いらっしゃるかと思いますが取り敢えず見て頂きたいです。

セリフの1つ1つ語られる言葉が深くてある意味哲学的で
アクションシーンだけでは無い魅力に溢れています。

登場キャラクターはデザインを含め個性的なキャラが多く
特に男性キャラの男臭さ、人間臭さが魅力的です。
声優さんも実力派揃いだと思いますので、その演技力も見所。

音楽はOP・ED共に凄いです。
私的には大好きです。
PSYCHO-PASSの世界観にあっていて、もうアニソンって
域じゃないくらい。

善と悪、表と裏。
2つの対比と絡みつくような人間ドラマを楽しみたい方
オススメです。

総監督・本広克行(踊る大捜査線等)
ストーリー原案、脚本・虚淵玄(魔法少女まどか☆マギカ等)
のコンビが織り成すPSYCHO-PASSの世界。

生きる「意志」とは…




【mio's café】
視聴済みの方限定ですよぉ。

{netabare}

やはりこの作品を視聴して最も気になる2人。
公安局刑事課一係の新米監視官・常守朱(CV:花澤香菜さん)
ヒロインでありながら、よくあるヒロインらしさを
感じさせない所が妙に好感を持てました。
花澤さんの淡々と喋る演技も好きです。

もうは1人は同じく公安局刑事課一係の執行官・狡噛慎也
(CV:関智一さん)。
元監視官でありながら同僚が殺害された事件により自身の
犯罪係数が上昇。
そのため潜在犯とみなされ監視官の元で取締まりを行う
執行官という役職に降格。
すなわち新米監視官・常守朱の部下。
その作画的にも漂うセクシーさと物語の中で描かれる
ストイックさ。
関さんの声も相まってとても魅力的でしたね。
一言で言うならば、単純に格好いいです。
タイプです。

その他には同じ刑事課一係の監視官として
宜野座伸元(CV:野島健児さん)
執行官として六合塚 弥生(CV:伊藤静さん)、
縢 秀星(CV:石田彰さん) 、征陸 智己（CV:有本欽隆さん）
分析官として唐之杜 志恩(CV:沢城みゆきさん)

対する犯罪者を操る犯罪組織の黒幕
槙島 聖護（CV:櫻井孝宏さん)
といった声優陣も豪華でしたね。

私的には槙島 聖護演じる櫻井孝宏さんのクールで
哲学的な喋り方をする演技がとても好きでした。

お話の中では残虐な猟奇的殺人事件や監視官や執行官が
執行対象者に対して使うドミネーターと呼ばれる銃での
処刑シーンなど残酷な場面も多かったけどなんとか完走
出来ました。

執行対象者の犯罪係数に応じて3段階のモードに切り替わる
ドミネーターの音声を日高のり子さんが演じているのも
興味深かったです。

犯罪者と刑事課一係、最後にはシビュラシステムを
巻き込んでのお話に最後までドキドキ。
宜野座監視官のお話にはちょっと涙が出ました。
サスペンスと人間ドラマが折り重なったとても重厚な
作品。

OPの凛として時雨、EDのEGOISTどちらも
PSYCHO-PASSの世界観にあっていて格好いいです。
特に「名前のない怪物」
いいですね。

最後にこれはあくまで私個人が感じた事なんですけれど、
槙島 聖護が最後まで本当の悪だと感じれなかったんです。

シビュラに統制された社会に抗う手段は非人道・残虐的で
とても許されるものではありませんでしたが、個人の
意思が反映されない社会に対して抗う気持ちは狡噛さんと
似た様な物を感じました。

個人の意思が尊重される社会に生きているからこそ
感じた事でしょうか。

自分の意思を持って生きる事の大切さ、
または生きる事が出来る世の中の素晴しさを
考えさせてくれる作品でもありました。

最高！- PASS ! です。


【主要登場人物・出演者】

狡噛慎也 - (CV:関智一)
常守朱 - (CV:花澤香菜)
宜野座伸元 - (CV:野島健児)
征陸智己 - (CV:有本欽隆)
縢秀星 - (CV:石田彰)
六合塚弥生 - (CV:伊藤静)
唐之杜志恩 - (CV:沢城みゆき)
槙島聖護 - (CV:櫻井孝宏)


【主題歌】

オープニングテーマ
「abnormalize」
作詞・作曲・編曲 - TK / 歌 - 凛として時雨
「Out of Control」
作詞・作曲・編曲・歌 - Nothing's Carved In Stone

エンディングテーマ
「名前のない怪物」
作詞・作曲・編曲 - ryo / 歌 - EGOIST
「All Alone With You」
作詞・作曲・編曲 - ryo / 歌 - EGOIST
{/netabare}