生来必殺 さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アルドノア坊やは人気者
ロボットアニメの最終進化系と言ってもいいくらいに
創意工夫、あるいは研究熱心さみたいなものを感じる。
賢いクール系主人公の頭脳系バトルが売りで
ロボットがあまり得意でない人でも楽しめるかも。
熱血ロボ系みたく気合を入れて必死になって見る必要性なく
さくさくストーリーを追えるところがポイント。
展開作りが軽快で上手く、音楽を含め見せ場、クライマックス形成はお手の物。
マジェプリやギアスと見比べてみるのも面白いし、両方とも見た人には是非ともお薦めしたい。
スーパーロボと熱血パイロット主流の時代が終り
量産型軍用機と操縦技術に長けた秀才型~天才型エースパイロットのリアル戦場バトル
更にリアル戦場バトルにおけるエース搭乗専用機のスパロボ的武装機体性能インフレ化現象へ
良くも悪くも、ロボットアニメは行くところまで行き一つの区切りを向かえた。
そしてエヴァ、エウレカ、ギアスなどはロボット系の突然変異的で、革命的な進化
成果をもたらすが、これらは従来のロボットバトルを全面的に押し出しロボットの機体性能や
存在感で視聴者の関心を得るものというよりは、機体を降りた主人公の日常生活であり
主人公たちの人間模様、人間ドラマを積極的に描き。
むしろロボットがあまり得意でない人から支持を受けたようにも思える。
本作でも人間自身が魅力で、時代遅れとなったスパロボを敵に
よりローテクの量産型機体に搭乗して挑む主人公の姿が印象的で興味をそそられる。
ギアスほどの高度な?頭脳戦はないものの、ある種のギアス能力を発動させずに
知謀だけで前半戦を終えた展開には満足。
ところで、主人公が高校生の割りに冷静沈着すぎると違和感を感じる人がいるかもだが・・・
{netabare}言うなれば防衛大学付属高等学校でそれ相応の専門教育、訓練を受けている
成績優秀で主席のエリートだから、異性人の襲来も想定内で普通の人以上に
冷静に対応できるのは当然のことで
チームのリーダーであり作戦立案担当の責任者にとっては、ヨルムンガンドの主人公のように
どんな状況においてもポーカーフェイスを貫くことこそが戦場で最も相応しい振る舞いであるはずで
すべては設定の想定内で説明可能な話ではなかろうか?{/netabare}