どらむろ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
限り無くアウトに近いあうとw エロアニメと割り切るならば、需要あり?
同居する事になった義理の兄妹のラブコメ…
というより、主人公(物語の主要視点持ちキャラ、本作では妹ちゃん)が幽霊少女に取り憑かれ、幽霊ちゃん(記憶喪失、妹ちゃんの義兄が好き?)を成仏させる為に妹ちゃんに協力(という名目の強制)を強いる、過程で発生する、エロい災難が見所です。
あざといを通り越して行き過ぎな描写、妹ちゃんの災難がコメディーを通り越して気の毒気味なのが、難点。
えろ萌えアニメと完全に割り切れる人以外は、オススメ出来ずw
{netabare}『物語』
タイトルは兄視点だが、主人公とは物語に於いて主要な視点を提供するキャラクターであるので、本作の主人公は妹の美月ちゃんであろう。
ジャンルとしては「エロコメディー+義理の兄妹ラブコメ」なのだが、展開がひたすらに外部要因(幽霊少女ひよりちゃんからの強制)で不本意なエロハプニングを強いられる上に、主人公自身は当初義兄に対しては敬遠気味な事もあり、とにかく「美月ちゃん、可哀想に…」という印象が拭えず、その為か本作をエロコメディーとしては素直に萌えられないのが難でした。
貞操帯でおしっこ我慢させられるわ、これを義兄に誤解されるわ、あざとい萌えの領域をちょっと逸脱してしまっている。
(まあ、ここら辺の限り無くアウトなエロ展開こそが見所ではあるが)w
…アウトギリギリなマニアックエロ展開が見所の妹萌えアニメと割り切って楽しめましたが、美月ちゃんが終始薄幸だったのが、やや気分悪いです。
ラブコメとしては、急に両親の再婚で兄が出来た、多感な少女らしい戸惑いは良く理解出来る所。
ここから強制的な兄妹ラブコメに持って行かれる、萌え3割、気の毒さ7割な気分でした。
それでも次第に兄に惹かれて行くラブコメは中々。
中盤のデート辺りは微笑ましかったのが良かった。
しかし結局は外部からの強制が強く、ラブコメとしてはイマイチか。
幽霊少女ひよりの記憶の秘密等がうやむやで終わったり、ケンカして仲直りする話も、絆深まる前振りが全く見えない(ほぼ一方的に災難に遭わされるばかりで何故?)な為か、共感出来ず。
物語に過度な期待は禁物、ほぼアウトなエロ萌えアニメと割り切るのが吉かも。
『作画』
かなり可愛い。
美月ちゃんは胸控え目なのも好印象w
一般アニメとしては、アウトに近いあざとい萌えシーンは相当なもの。
『声優』
橋本ちなみさん、本作主人公の神前美月が初主演作品だそうで。
…初主演でこのような薄幸ヒロイン、ほんとお疲れ様です…。
映像で見せられない分を声の演技で想像させる本作の要求を見事にクリアされた好演でした。
橋本さんに敬意を表して高得点!
『音楽』
OP「BINKAN♡あてんしょん」がキュートであざとい曲で中々萌える♪
EDはちょっと狂気を感じるw
『キャラ』
主人公の美月ちゃんがかなり可愛いのだが、とにかく薄幸であった…。
幽霊少女ひよりちゃん(ニコニコ動画の視聴者からは「悪霊」と呼ばれていた)、確かにマジ悪霊でした。まあ可愛いから(かろうじて)許すけど、視聴者から悪霊と呼ばれちゃうウザさが本作ではマイナスだった一面も。
兄は批判も多い模様ですが、根は優しいのでまあ良いのでは。
兄にとってご近所のお姉さんポジな恋のライバル雪那(ゆきな)はラブコメなら主力級キャラなのだが、本作に於いては美月自身が消極的な為か、あまり活きていなかった感。
兄の級友の妹ちゃんが地味に可愛く、本作で一番普通に可愛いかも。{/netabare}